2005年11月17日

再録・わが祖国

<お断りとお願い>
以下の内容には、人によって不快と感じるかもしれない表現が入っています。
記事の趣旨・意図は真面目なものですが、もし不快と感じられたなら、その時点でお戻りくださるよう、お願いします(特に女性はお気をつけください)。
また、15歳以下の方の閲覧はご遠慮ください。


       ◇       ◇       ◇


日本は米国に犯されたのだ・・・。それも二度も。
江戸時代末期・・・の開国と、二発の原爆によって。

そういう歴史認識・・・には
いともすんなり同意する人と、そうでない人と・・・
二種類いると思う。
それは感覚的なものだと思うから、議論しても虚しい。
犯された・・・と実感する人にとっては
それは事実としてそう思えるし
そう思えない人には、そう思えない・・・。
どちらが正しい・・・というものでもあるまい。

日本は中韓北朝鮮を犯したのだ・・・と言うことも
できよう。
これにも二種類の見方があるのは言うまでもない。

米中(+朝鮮半島)と日本との関係を考える・・・時
一度犯されたものはその傷をどう克服できるのか
・・・克服しうるのか・・・
という命題が、常にその背後から透けて見えてしまう
・・・これは私の場合。

レイプされたものは二種類の反応を示すことができる。
加害者を追及し、法廷などでその罪を認めさせ償わせる
・・・逆襲の道。
そうすることによって自己の尊厳の回復を目指すのだろう。
中韓の従軍慰安婦裁判や、化学兵器の被害者・・・が
何度も何度も提訴してくる・・・ことや
日本の反核運動・・・も
この心理に通じている・・・ように見える。私の眼には。

もうひとつの道は、レイプされた事実を葬り去って
しまうことだ。
それは最も端的には、加害者へのおもねりという形で
表れる。長いものには巻かれておく・・・。
そうすれば、もう殴られることはなく、それどころか
たまには甘いお菓子さえ、もらえるかもしれない。
ぎぶみーちょこれーと・・・。

日本と米国との関係はまさにそれだ・・・。

沖縄をはじめとする各地に点在する在日米軍基地は
瑞穂の国に今も残る毒々しいまでに紅いキスマークだ。
日本は今も犯され続けている・・・。
その事実を直視せず、あたかも両国が対等の関係に
ある・・・かのような現状認識から出発する議論は
すべて虚しい。

米国は日本を下に組み伏せながら言う。
――お前はマグロか?
 もうちょっとオレを喜ばせてみろよ!
 マネーの愛液が足りやしねぇ
 イラクへ行ってフェラの仕方でも覚えてこい!

理想と現実・・・。そう言いかえることもできる。
現実主義者は醜いか・・・。
殴られて犯された女が加害者へ媚びへつらうことは
醜いか・・・。

そうだね・・・。醜い。
見るに耐えない・・・という意味でみにくい。
だから理想主義者は苛立って罵倒するのだろう。
お前は汚い! 醜く肥えた脂肪の塊に過ぎん! と。
彼等は加害者に媚びへつらうことなく法廷で闘うことを
目指す・・・。

それは正しい。正しいから理想なのだ・・・。
しかし法廷へ行くためにはまず、犯し犯されている
ふたつの肉塊を引き剥がすところから始めねばなるまい。
それは並大抵のことではない・・・。
最低でも在日米軍を撤退させる必要がある。
・・・自衛隊と憲法。

日本が米国に犯された・・・のであれば
日本は中韓北朝鮮を犯したと言えるだろう。先の大戦。
(ただし日本は今現在、それらの国々を犯しては
 いない。それほどの力もない。これは事実・・・)

中韓北朝鮮の犯された痛みにシンクロする人々は
日本の犯された痛みをそこに投影しているのでは
ないかと思うことがある。
自己の痛みを投影し、痛い痛いと嘆き・・・だが結局は
嘆くことに終始して終わってしまうのであれば
その嘆きは、今も犯されつつある日本が上げる
喘ぎ声と変わらない・・・ように見える。
・・・なんだか気持ち良さそうだ。
犯される痛みの快楽に溺れているのではあるまいね?


祖国を犯された女に喩えるような表現は
たぶん今後ますますできなくなるだろう・・・。
(だから今のうちに書いておく)
真実と直感することを書ける場所は日々狭められている。
人権万歳!

そうしてわが祖国は今日も犯されている。



       ◇       ◇       ◇

< 補記 >
上記は2005年09月19日に日記として一度UPしたもの。最近過去日記を見直しており、今、たまたま目に入ったので取り上げてみました。
実はもうひとつ偶然があります。つい先日、私はkanteさんの【「砂の馬」のつぶやき 時事政経】・・・「ブラックレイン」でちょっとしたコメントの遣り取りをしていただいたわけですが、その内容が、まさに上記「わが祖国」を最初にUPした時にいただいた同氏のコメントとダブるものだった・・・のです。・・・既視感(笑)。

日本は三度犯された・・・というのがkanteさんの持論ではないかと思います。
が、私の感覚では、三度目の米国民主党政権による日本叩き、その結果としてのバブル崩壊と長期経済低迷は、一度目、二度目に比べたら、少しインパクトが小さい・・・のではないかと。それは私が経済分野に暗いせいかもしれません。
ただ、一度目、二度目には多くの日本人の命が失われましたからね。一度目の開国では米国が直接日本を武力で攻撃したわけではないですが、これをきっかけに日本は戊辰戦争という一種の内戦状態に陥ったわけで、人命の犠牲が出たことは間違いないと思うのです(それでいったら経済低迷で日本国内には失業者が溢れ、自殺してしまった人もいるでしょう・・・から、同じだと言われるかもしれませんが)。

posted by 水無月 at 05:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 米国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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