2006年01月31日

交錯の地

靖国に関するエントリへの反応は早い(笑
コメントもトラバも、ついでに英文コメントも(またですか・・・orz)。
耐震強度の比じゃないなぁ・・・と実感。

最近思うわけですが、私も含め、日本人がとりわけ
デリケートに反応するヤマが幾つかありますね。
原爆、靖国、天皇制・・・あたり?
憲法の話ではまだ冷静さを保てていても、原爆や靖国(天皇)
の話では、「理屈じゃないんだよ」的な論調になる人も。
(拙BLOGや日記に頂いたコメントがそう、ということでは
 ありませんので、念のため)
なるほどなぁ・・・と(笑

原爆(=敗戦)のショックを日本はいかに吸収したか
いかに吸収し損ねた(=傷を残している)か。
そういう、六十年前の原体験が一方にあり
他方に、最低でも千五百年近くは確実に、連綿と続いた
「ヤマト」の原風景がある。
両者が不幸な角度で交錯する「場」に、靖国が建っている
のかもしれないですね・・・(綺麗に整理しすぎかも 汗)。


「世界市民」という言葉を目にしました。
「世界市民を標榜するリベラルな人間は何をしたらええんか?
 異文化(異なる価値観)との対話は、必要か? 可能か?」
( 【いわいわブレーク】_【「・・看板倒れ」をお詫びしてー または「バカにできない『トホホの人間』」】建つ三介さん http://blogs.dion.ne.jp/ivanat/archives/2754288.html#more
リベラル=世界市民を標榜する だったのですね。
知らなかった・・・です。マジで(恥
しかし確かに「リベラル」と私が思う人達の共通項は
「世界市民を標榜する」あたりにあるのかも、とも思います。
そして911以降(もしかしたらベルリンの壁崩壊以降)の
世界情勢は、「世界市民」の実現困難さを
(少なくとも私には)知らしめた、ということなのかも・・・?

そんなに簡単に絶望などするな、と言われそう?
いや、私こそ言いたい。
そんなに簡単に大事な(なけなしの)希望を託していいのか、と。
「世界市民」の時代がどういうものか、私には最早
想像すらつきません。どの先進国も移民問題に悩み
どの移民国家も民族差別・民族間憎悪に悩んでいます。

世界市民というのは、もしや爆心地のごとく
一切合財がなぎ倒され、万人が「平等に」すべてを失う時代
そういう心象風景の中でしか存在し得ないのではあるまいか。
けれどもこの風景を想像し、想像の爆心地(=処女地)に立つ私は
それでもやはり自分は日本人であるだろうと思っています。
私を巡り、私を動かす源泉であるところの「血」とは
紛れもなく日本語であったり日本文化であったりするはずだから。
そうしていつしか私は、ふたつのイメージが交錯する「場」に
危うい姿勢で立ちすくんでいる私自身を発見するのです。
・・・それはなんだか靖国神社にも似て。

(以上は1月30日分の私的日記よりコピー
 カテゴリに迷いますがとりあえず【靖国問題】に入れておきます
 日本って今どこにいるの・・・? のBLOGテーマそのもの 笑)

posted by 水無月 at 07:11| Comment(4) | TrackBack(0) |   ◇靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月29日

「天皇陛下 靖国参拝を」麻生発言について

靖国関係で動きがあったようですね。麻生外務大臣。


『天皇陛下 靖国参拝を』 (【東京新聞】)
 「天皇陛下の参拝が一番。何でできなくなったのかと言えば、公人私人の話。それをどう解決するかという話にすれば、答えは出てくる」

 麻生太郎外相は二十八日、名古屋市で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で中国と韓国との関係が悪化している問題は、天皇の靖国参拝が実現すれば打開できる、と主張した。

 外相はその理由として「英霊からしてみれば、天皇陛下万歳と言ったのであって、総理大臣万歳と言ったのはゼロだ」と述べ、天皇が参拝すれば首相が参拝する必要がなくなる、との考えをにじませた。

 外相は天皇の参拝が実現した場合、中韓両国がどんな反応を示すと予想しているかは言及しなかった。

 天皇の靖国参拝は、靖国問題が政治問題化した一九七五年以来、行われていない。




私自身も、天皇の参拝は歓迎する立場です。

ただしその考えの裏側には、上の引用にて青字で強調したような
「天皇に参拝して頂く代わりに首相には参拝して欲しくない」
→靖国神社を純粋に宗教的立場に固定し政治問題化して欲しくない
という文脈の希望があります。

けれども一国の首相に参拝するな、しろ、と言えないと同様
今上陛下に対しても、参拝してください、とは誰も
言い得ないのではないでしょうか。
皇籍にある方々は「国民」ではないのだから
基本的人権は保障されていない、という論法も成り立つのかも
しれませんが、それにしても
もしご本人の気が進まないのであれば
無理にお願いするわけにもいきますまい。

まして政治家がそれを口にするのは
いささか政治臭が過ぎ、かつ出過ぎてやしませんか・・・と思いますね。

別の新聞から麻生氏の発言要旨を拾ってみると
天皇の参拝があったからといって、政治家の参拝がなくなる
という、確たる見通しを述べたものでもないようです。
どうやら、麻生氏がそう語った、ではなく
そう言いたかったのだろう、という東京新聞の解釈に過ぎない模様。




麻生太郎外相講演の靖国神社参拝問題関連の要旨は次の通り。

 靖国神社は東京都認可の宗教法人。国立でも何でもないから、靖国神社という一神社のやることに対して、国がああしろ、こうしろと言えない。

 少なくとも日本国首相が自分の国内で、ここは行っていいけど、こっち行っちゃいかんというようなことを外国から言われて、決めるのは絶対通るところではない。

 中国が言えば言うだけ、行かざるを得ないことになる。やめろ、やめろと言ったら行くんだから。たばこ吸うな吸うなと言えば吸いたくなるのと同じことだ。黙っているのが一番。

 祭られている英霊の方からしてみれば、天皇陛下のために万歳と言ったのであって、総理大臣万歳と言った人はゼロだ。天皇陛下の参拝なんだと思う。それが一番。

 天皇陛下の参拝がなんでできなくなったのかと言えば、公人、私人の話からだから、それをどうすれば解決できるかという話にすれば、答えはいくつか出てくる。そういった形にすべきだと思っている。
(【中国新聞】)



結論を言うと、政治家の参拝自粛を担保にもしていない状態での
天皇参拝待望論には、私は賛成できません。


もうひとつ気になるのは、やはり今上陛下のご意向です。
いちいち資料を引くことはしませんが(すみません)
昭和天皇の参拝が途絶えたのは、A級戦犯が合祀されたからだ
という話を何度か、複数の箇所で、読んだ覚えがあります。
それによれば昭和天皇はA級戦犯にあまり良い印象を
お持ちでなく、合祀にも乗り気ではなかった・・・と

厚いベールに閉ざされた世界の御方ですから
その真意はなかなか外へは漏れてきません。
天皇家の人々が靖国神社をどう見ているか、は、わからない
というのが、実情だと思います。

麻生氏は政治家ですから、その発言も政治的効果を
狙ったものであるのは間違いないでしょう。
それを考慮に入れても、なお、今回の麻生氏の発言は
赤字の部分(参拝が途絶えたわけ)の説得力が弱く
青字の部分(首相参拝自粛への道筋)の保証もない、という
二箇所の部分で疑問を感じました。


蛇足ですが、同氏の発言のそのほかの部分、特に
「少なくとも日本国首相が自分の国内で、ここは行っていいけど、こっち行っちゃいかんというようなことを外国から言われて、決めるのは絶対通るところではない」
「祭られている英霊の方からしてみれば、天皇陛下のために万歳と言ったのであって、総理大臣万歳と言った人はゼロだ。天皇陛下の参拝なんだと思う。それが一番。」
は正論だと思います。
外国から言われてでは止められない、だから国内の力で
なんとか解決しなければならない
、ということ。
そしてもうひとつは、やはり戦争で亡くなった人に対し
天皇家の人々はなんらかの対応をして欲しい、ということ。
広い意味での戦争責任を取る・・・ということ
繋がっているような気がします。

posted by 水無月 at 17:36| Comment(8) | TrackBack(2) |   ◇靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

ダイナコートエスタディオの不思議

気になったので調べてみました。
ネットで調べられることなど高が知れているわけですが、反面、ほかに言及しているところもないようですから、私がここで呟くことも、まったくの無意味というわけではないでしょう。



【 ダイナコートエスタディオ物件 】

ダイナコートエスタディオ物件に興味を抱いたのは、自分で外部ファイル版資料【姉歯偽装物件時系列一覧】を整理する中でした。
以前にもここで書きましたが、最近の国交省の秘密主義にはほとほと困っています。私は姉歯氏の構造計算書偽装開始頃の状況に興味を抱いているのですが、最初期(1998年以前)の物件名が秘せられているのは実に憂慮すべき事態と言わざるを得ません。まあ、よほど隠したいことがある(誰にとって?)のだろうなぁ、とぼんやり想像しているのですが。

というわけで、時系列表示の最初の頃を眺めていたわけですが、物件名が公表されていない1998年建築確認の2件はさて措き、1999年確認の9件です。
この9件の内訳が

  ホテル2件
  共同住宅7件
   ( グランドステージ=ヒューザー物件・・・4件
     ダイナコートエスタディオ物件・・・・・・・2件
     世紀東急工業物件・・・・・・・・・・・・・・・・1件 )
   ※施工は元受けからの丸投げもあわせればすべて木村建設

であるということ・・・を意識している人は少ないと思いますが、このように強調すると、あれ? と思う方もいるのではないでしょうか。
姉歯氏の偽装行為は、ホテルではなくマンションから始まっている、ということは別の場所でも書きましたが、その中に同じブランド名の「ダイナコートエスタディオ」物件が2件も入っているのです。

ダイナコートエスタディオ・シリーズとグランドステージ・シリーズとの違いは、後者はその後も偽装物件として気の毒なほど再登場するのに対し、前者はこの2件だけで、その後は登場しないことです。
ダイナコートエスタディオ・シリーズは、幸運にもその後は木村建設の施工を免れたのでしょうか? とすれば、その建て主はなかなかの慧眼ということになるのかもしれません。被害を最小限にとどめた、という意味で。

私のダイナコートエスタディオ物件への興味は、そういう方向から始まったのです。



【 不思議なシリーズ 】

しかし興味を抱いてよくよく見ると、すぐに、私は不思議なことに気づきました。
ダイナコートエスタディオ桜丘(現・フェニックス渋谷桜丘)と、ダイナコートエスタディオ千代県庁口(現・ダイナコートエスタディオ県庁前)では、なんと建築主が違うのです(笑

 ◇ダイナコートエスタディオ桜丘(現・フェニックス渋谷桜丘)
   建築主=渇ェ部マイカ工業所 設計=平成設計梶@  施工=木村建設

 ◇ダイナコートエスタディオ千代県庁口(現・ダイナコートエスタディオ県庁前)
   建築主=岡部産業梶@     設計=渇ェ田建築設計 施工=木村建設

場所も、一方は東京渋谷(渋谷区確認)、他方は九州の福岡(福岡市確認)です。
両者はたまたま似たような名前だっただけで、そもそもシリーズですらなかったのでしょうか?

しかも、さらに調べてゆくと、この両物件とも、建築確認時の「建築主」とは別の企業が、その後譲り受け、最終的な建築・販売までをしたことがわかってきました。
整理すると、こうなります。


◇ダイナコートエスタディオ桜丘(現・フェニックス渋谷桜丘)
  岡部マイカ工業所 → トーシングループへ売却
 同物件は、株式会社岡部マイカ工業所が事業主であり、渋谷区役所による建築確認済証・中間検査済証を取得した状態で、弊社が一棟で一括購入し、自社ブランド名で販売いたしました。
このたびの国土交通省の発表により、事業主である岡部マイカ工業所が、当物件の検査機関である渋谷区役所へ、構造計算が耐震上問題ないかを確認いたしました結果、11月25日に「問題がなく、適性な建物だ」という返答を頂いております。
 木村建設との関係が判明した弊社物件は『フェニックス渋谷桜丘』のみではございますが、他物件につきましても慎重を期すため、ゼネコン各社に構造上問題がないか確認中でございます。
また、その他の当社分譲マンションの設計におきましては、姉歯建築設計事務所及び国土交通省より公表されている関係各社共、一切取引が無いことを確認いたしました。
(以上は「構造計算書の偽造問題に対するトーシングループの対応」 http://www.tohshin.co.jp/information3.html

◇ダイナコートエスタディオ千代県庁口(現・ダイナコートエスタディオ県庁前)
  岡部産業 → ダイナグループへ建築主変更



フェニックス渋谷桜丘の方は、売却されたということがはっきりわかりましたが、ダイナ・・・県庁前の方は、どういう経緯で建築主が変わったのか、ついにわかりませんでした。代表的なのはこんな感じです↓。
【耐震偽造 福岡市のマンションでも確認 木村建設が施工】
元請け設計は北九州市の岡田建築設計。当初建築主の岡部産業(北九州市)は構造計算の偽造はないと市に報告したが、市の調査で疑問が生じ民間検査機関に再計算と耐震強度の調査を依頼していた。
(中略)
 マンションは十二階建て九十一戸。建築主と売り主「ダイナ」(福岡市)は分譲価格で全戸買い取るという。一九九九年に市が建築確認し二〇〇〇年九月に完成していた。
(ソースは「熊本日日新聞」のキャッシュ。危うく消える寸前で保存。
 http://yohaku.up.seesaa.net/image/aneha_okabe1_gazou.html

ちなみにダイナ(別の事件で話題になっている「ダイナシティ」とは別企業ですから注意してください)による釈明ページ「姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造とその対応について」(http://www.daina.co.jp/info1206.html)にも、この間の事情は説明されていません。

なぜこの物件は建築主が途中で変わったのでしょうね?
それはわかりませんが、ダイナと岡部産業との取引はこれがはじめてではないのかもしれません。ダイナの藤原康弘社長と岡部産業の岡部安三社長が仲良く上下に並ぶページを見つけました(笑
http://www.kyujukyo.or.jp/html/bukai_houkoku.html#kinnyuu
(消えた場合に備えて保存↓
 http://yohaku.up.seesaa.net/image/aneha_okabe3_gazou.html
【九住協】部会報告というこちらのページの「金融・税務部会」の部分ですが、ここを見ると両者(両社)の関係は非常に良好なようです。

ところでダイナ、という社名はダイナコートエスタディオ・シリーズの事業主としてはいかにもぴったりです。しかしダイナの公式HPのどこを見ても、ダイナコート・シリーズに関しての記述はありません(偽装の発見された県庁前物件に関するお詫びページを除く)。
おかしいな・・・と思っていたのですが、偶然、キャッシュを発見しました(笑
【ダイナグループ−会社概要−】キャッシュページ
http://www.google.com/search?q=cache:5IuXIswaxBcJ:www.daina.co.jp/company/result/index.html+%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E6%A1%9C%E5%9D%82&hl=ja
(保存画面 ↓
 http://yohaku.up.seesaa.net/image/aneha_okabe4_gazou.html

このキャッシュページのタイトル、URLや、最下行の住所などを見れば、これがダイナグループのキャッシュであることは明らかでしょう。キャッシュが残っている・・・ということは、つい最近になって消したのでしょうね。なぜでしょう? 不思議です(笑
そしてもうひとつ不思議なこと・・・は、このダイナの会社概要(おそらく実績紹介でしょう)の中に、なぜか「ダイナコート エスタディオ 県庁前」ばかりでなく「フェニックス渋谷桜丘」の名前までがあることです。
あれれ? フェニックス渋谷桜丘は、岡部マイカが建築確認を取り、トーシンに売却した物件じゃなかったでしたっけ? その物件がなぜ、ダイナのHPキャッシュに残っているのでしょう・・・ね? これも不思議です(笑

それはともかく、岡部産業のページにも、ダイナコート・シリーズの紹介がありました。

http://www.okabe-sangyo.com/tsutsui/annai.html
(消えた場合に備えて保存画面↓
 http://yohaku.up.seesaa.net/image/aneha_okabe2_gazou.html
こちらのページにははっきりと、
「 岡部グループ住宅供給実績
 ■当グループは、絶縁材料製造販売で世界トップクラスの実績を誇る岡部マイカ工業所を中心に、
  分譲住宅約7,203戸、テナントビル27棟他、分譲事業35余年の実績です。」
とあり、エスタディオ県庁前を含む14件のエスタディオ物件が挙げられています。
偽装物件として名前の挙がっている「エスタディオ県庁前」を堂々と載せているのはご愛嬌・・・でしょうか(笑

さて、ここまででわかったことは以上です。

 ◇ 岡部産業は岡部マイカ工業所を中心とする岡部グループの一員だった。
 ◇ ダイナコート・シリーズはダイナと岡部グループが主体になって進めている。



【 岡部グループとは? 】

本当の事業主体・・・とは、時として表にはなかなか出てこないものです。
このダイナコート・シリーズも、片方はトーシン・グループに売却されて「フェニックス」ブランドに変わっていました。しかしその前身は「ダイナコート」シリーズであり、事業主体はダイナ、もしくは岡部グループなのです。




◇ダイナ
 ■ 本 社 〒810-0041
  福岡市中央区大名2丁目9番2号 福岡共栄火災ビル8F
  TEL092-752-0601(代) FAX092-752-0624
 ■ 設 立 昭和59年5月
 ■ 資本金 グループ8000万円
 ■ 代表者 代表取締役 藤原康弘
 ■ 従業員 160名(ダイナグループ)
 事業内容
  企画事業・・・土地の仕入れからプランニングまでを担当。オーナー様が所有される土地のマーケティングリサーチや資産運用のご提案もいたします。
  レジデンス事業・・・ファミリータイプマンションの企画・営業。住みやすさを追求し合理的なスタイルの個性派マンションをプロデュースしています。
  アセットマネジメント事業・・・投資物件を主体とした営業部。資産価値の高いワンルームタイプを中心とするマンションをご提供します。
  住宅流通事業・・・豊富なダイナの実績データのもと福岡市を中心に不動産の仲介をします。
http://www.daina.co.jp/company/summary.html


◇岡部産業
  会社名 岡部産業 株式会社
  所在地 北九州市小倉北区片野5-3-10 〒802-0064
  問い合わせ先 TEL:093-923-0881 FAX:093-923-0882
  Eメール sangyou@okabe-mica.co.jp
  ホームページ http://www.okabe-sangyo.com/
  創業設立 1966年4月11日
  代表取締役社長 岡部 安三
  資本金 9,000万円
  事業内容 不動産の売買及びその仲介、不動産の賃貸、建築物の設計監理
http://www.kita-suma.jp/14info/okabe/


◇岡部マイカ工業所
 ●社 名   株式会社 岡部マイカ工業所
 ●創 業   1932.5
 ●設 立   1949.7
 ●資 本 金  1億円
 ●代 表 者  取締役社長 岡部彌太郎
 ●事業内容  電気絶縁用マイカ製品および関連製品の製造販売
 ●事 業 所(従業員は300人程度)
   本社:福岡県中間市中間1−8−7
   東京営業所:東京都品川区東五反田1−3−16
   大阪営業所:大阪府大阪市淀川区西中島7−11−10
 ●工 場 本社工場 宮田工場 宗像工場
http://www.okabe-mica.co.jp/index.html



岡部マイカ工業所の歴史の古さには感嘆しますが、おそらく岡部産業は岡部マイカの多角経営の一環、不動産部門なのでしょう。1984年設立のダイナとの資本関係などはわかりませんが、岡部産業のダイナコート・シリーズへの関わり方から見ると、かなり密接な関係にあるのは間違いないでしょう。


さて、ところで私は耐震強度偽装問題を追っていたのでした。そろそろ結論をまとめましょう。
同シリーズに建築確認が降りた時、その建築主はどちらも岡部グループでした。
確認時の建築主が、偽装発覚時には違っている・・・。そんなことが二件も続けば、なんだか不可解な気はしますが、それ自体は違法ではないのでしょう。ただ、二件の二社ともが、未だに建築確認時の事情を一切説明しようとしていないのは、どうなのでしょうね?
現在説明(釈明)の文書をHPで公開しているのはダイナとトーシンです。しかし本来は、建築確認時の建築主であった企業こそが、その経緯を説明すべきではないでしょうか。
なぜ、木村建設が施工したのか、現在判明中の95件の中で「ダイナコートエスタディオ県庁前」ただ一件だけの設計をしたとされている岡田建築設計とは、どういう関係なのか・・・など。
ダイナとトーシンが、いくら「我が社の他物件は大丈夫です」と釈明したとしても、その供給元の岡部グループが沈黙していたのでは説得力などありません。私のように疑い深い人間の、ダイナコートエスタディオ・シリーズは本当に大丈夫なのか? という疑惑を増すだけの結果に終わってしまいます(前掲の【ダイナグループ−会社概要−】によれば、ダイナコート・シリーズは西日本を中心に110件以上あるようです)。

姉歯氏の偽装活動の最初期に、ダイナコートエスタディオ物件が二件もあった、という事実。施工は木村建設です。しかしまた、ここへ来て姉歯氏の一番最初の偽装物件は木村建設関与ではなかった、という疑惑も浮上しています。
【最初の偽装はどの建物? 姉歯氏証言の支え「揺れる」】
2006年01月14日17時46分
 最初の偽装はどの建物だったのか。姉歯秀次元建築士は東京都大田区のマンションが最初だと国会の証人喚問で話したが、その後、建築確認の日付は川崎市の偽装マンションの方が早いことがわかった。ところが、こちらは木村建設が施工した建物ではない。もし、このマンションが初の偽装だったとすると、「鉄筋を少なくしろ」という木村建設の圧力で不正に手を染めたとする姉歯元建築士の説明は根底から覆ることになる
【朝日新聞】
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200601140209.html

木村建設以外でも偽装行為がありうる。平成設計でなくともありうる。ホテルでなく、総研非関与でもありうる、ましてヒューザーでなく、グランドステージ・シリーズでなくともありうる・・・としたら?


私が岡部グループに興味を持つには、もうひとつ理由があります。それは、同グループが九州を地盤にしている、ということです。
以前【耐震偽装の源流は九州かも・・・?】で書きましたが、九州には福岡を中心に、姉歯氏より早く構造計算書偽造をしていたとされる「サムシング」社がありました。このサムシング社も福岡、ダイナコートエスタディオ・シリーズも福岡・・・。なんとも不思議な偶然の一致・・・ではないでしょうか。

幾重にも不思議のベールに包まれているダイナコートエスタディオ・シリーズ・・・。関係各社が積極的に情報を開示し(HPを消したりしないで 笑)、私の疑問を解消してくれることを望んでいます。
むしろ国交省が必要な情報を開示していないこの状況では、ダイナコート物件はヒューザー物件とは違うのだ、ということを、岡部グループは自ら証明しなければならない立場だと思うのですが・・・。



※関連エントリ

外部ファイル版【姉歯偽装物件時系列一覧
耐震強度偽装問題・・・資料編(1/10現在)

耐震偽装の源流は九州かも・・・?
渡辺朋幸氏という人
時系列で耐震強度偽装事件を見ると
姉歯秀次氏という人
偽装事件は小さな政府を大きくするか?
耐震強度偽装問題・・・意見・感想編
全裸で自殺・・・の謎 耐震強度偽装問題

posted by 水無月 at 06:41| Comment(16) | TrackBack(2) |   ◇耐震強度偽装問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

東証システム停止

 
【システムの計画停止は適切な判断だった】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060118/227513/

耐震強度偽装問題を大きく報道させないため、政府は
十七日(阪神淡路大震災の起きた日)
宮崎勤被告の最高裁が行われる日をわざと選んで証人喚問を
行うことに決め、それでも足りないからライブドアの捜索を
同日にぶつけたのだ、という意見も拝見しましたが、??、な
感じです。まあ、私は政府の人間じゃありませんから政府の
思惑など(それが存在したと仮定しても)知りません。
とにかく今の私に見えるのは、耐震強度問題並みの爆弾を
抱え込んじゃったニッポン
の苦りきった、冷や汗タラタラの青い顔です。
これに比べれば靖国は軽い(怒られるかな? 汗)。

耐震強度問題を、黒幕の誰某、政治家の何某がどう・・・という
政治レベルの問題とする意見には、私は違和感を禁じ得ない
のですね。これは確かに政治問題ですが
特定個人の悪を暴くというような、スキャンダルレベルの問題
ではなく、今後住宅行政をどうするのか
小さな政府の補償範囲はどこまでか、公共事業で食えなく
なったゼネコンやその下請けの人々の生活をどうするか
というような、大きく日本の社会システム全体の在り方を
問う問題だ、と、私は認識しています。

国家資格を持つ人間が悪さをした、そういう圧力があり
それが許されてしまう体制だった、というのももちろん大ごと
ですが、そういうことは例えば医師の世界でも起こり得ます。
そして医師と建築士とでは、建築業界の方が日本という国家に
与える影響は大きいのではないか、と私は思っているわけで。
理由は、そこに従事する人間の数、そこで動く金額の多寡です。
日本の平均的な家庭が住宅ローンや家賃に払う金額と
同じく医療費と・・・を比べてみた場合、前者の方が
大きいはずです。
そういう意味で、つまり日本経済に与えるインパクトの大きさで
建築業界の問題は医療の問題より桁違いに大きな問題です。
下手をすれば日本をもう一度「失われた十年」の泥沼に
突き落としかねない、その程度の威力は十分備えた問題だと
感じています。

それはともかく。
今回のライブドア騒動自体はどうでも良いでしょう。
どうでもいいと言っては語弊がありますが、その次に起きた
東証システムの「計画停止」というインパクトの前では
一私企業であるライブドアの先行きなど吹っ飛んでしまった
感があります。
証券システムでの騒ぎ・・・は、確か年内にもありませんでしたっけ?
そう、ジェイコム株の誤発注騒動です。
どうやら我々の社会を支えている目に見えないコンピュータ・
システムというシステムは、我々が期待し、暗黙のうちに
信頼しているよりも、遥かに脆弱なようです。
思えばライブドア自体もIT企業でした。ITに発し、東証システム
という別のコンピュータ問題へと波及する・・・象徴的です。

「 東証のシステムは、1日の約定件数が450万件、同注文件数が900万件まで処理できる設計になっている。ただ、安全を期すため、1日の約定件数が400万件を超えるか、同注文件数が850万件を超えた場合、システムを計画停止させて取引市場を強制停止させると決めている。

 昨年までは、これだけの処理能力で十分だった。例えば、昨年12月で約定件数が最も多かった日で、1日当たり359万件。400万件には届いていない。ところが、ライブドアの強制捜査開始をきっかけに、約定件数は1月17日に382万件まで急増。1月18日はついに400万件を超え、438万件まで達した。」冒頭日経BP記事より

要するに処理能力が450万件、そして去年の段階ですでに
359万件にまで達した実績があった、というのです。
電力需要などを思い起こしてみれば、処理能力値のMAXは
直近一年間の実績MAXの二倍程度は欲しいところです。
電力なども、本当に需要が逼迫するのは真夏の数日程度です。
しかし一度でも供給がストップすれば社会に深刻なダメージを
与えてしまうので、年間のたった数日のために、各電力会社は
巨大な資本を投下して発電所を確保し、それでも困った時には
融通しあえるよう相互に提携しているのです。水も同じ。
しかも水や電力は自然が相手ですから、去年のデータが
有効です。昨年のMAXが(単位はともかく)359だったら
処理能力が450あれば、まあ、安全です、と言えるでしょう。
しかし証券システムは違います。
ネット環境の普及に伴って証券システムに参入する人々の数は
グラフのイメージに喩えるなら気温や年間降水量ではなく
人口増加のグラフに相当するでしょう。
何万年もの長い間停滞と見まごうような微増が続き
それがここ数百年、あるいは数十年、もしくは数年、の間に
爆発的に増えている、というあれです。

そういう、いわば等比級数の世界に、証券システムは突入して
いるのです。そう考えれば、どの年もどの年も、毎年、
前年MAXの二倍程度の処理能力は必要とされるでしょう。
少なくとも、それをやれる(全世界の)層がほぼ全員それを
やり始めた安定(停滞)期に入ったと認識できるまでは。
前年MAXの二倍程度の余裕があっても、年の終わりにはもう
窮屈に感じられる、というような処理件数の増加具合だと
私は予測します。それが今後数年間は続くでしょう。

東証は年内の1月30日までに処理能力450万件を500万件に
増やす計画だそうです。そして年内の早い時期にシステム
全体の処理能力をほぼ二倍弱にする・・・と。
遅すぎます。その頃にはすでに実績MAXが今の二倍になって
いるでしょう。つまり東証の計画では薄氷を踏むような
現在の状態を解消するには、ほど遠い、というわけです。

しかし東証を責めるばかりでも埒が明きません。
真の問題は、コンピュータ・システム自体が
社会から要求されるレベルに達していない、ということでしょう。
東証のような巨大システムとなると、開発にはそれ相当の
時間がかかるものです。
より性能の良いハードなり技術なりが開発されたとして
東証がこれを組み込んだシステムを開発しようとする、
しかしそれが出来上がる頃には、すでに同じ最新技術は
エンドユーザーにも波及効果を与えており、市場の参加者は
当初目論見を上回っていた・・・なんてこともあるでしょう。
証券や金融のように信頼性が厳しく問われる業界では
今後は(すでに今もそうなのですが)本業にかける以上の
労力と開発費用を、システムにかけねばならなくなる、という
ことになるでしょう。
私が当事者なら、気の遠くなるような話です(笑


この東証の問題は、実は東証だけでも、金融だけの問題でも
ないような気がしますね。
典型的には核。
軍事転用の方はおいておき(これ自体も大問題ですが)
純粋な原子力発電だけに限っても、それが本来要求される
安全レベルと、システムが実現可能な安全レベル・・・とは
実は紙一重の、非常に危うい位置にあるのではないかという
気がします。遊び(余裕)の部分がどんどん薄くなっている。
これは広くエネルギー全体にも言えることです。
必要とされるエネルギー量と、供給可能な量との、差。
前者がどんどん後者に追いつき、いつか追い抜いてしまう
のではないか・・・という恐怖。


これは広く考えれば、人間社会(または人類)の
欲望と技術との関係、という古くからの難問でもあるのでしょう。

これまでの日本社会は、なんとかこの古くからの難問を
解決(もしくは先送り)することに一応、成功できていました。
その結果、今では日本社会は安全・安定していることが
当たり前とされていたわけですが、今後は次第に
異常事態が当たり前のように繰り返される、不安定な時代へと
移り変わってゆくのかもしれません。
すでに気候などでは毎年のように「異常気象」と叫ばれ
すっかり異常慣れした感もありますが、人工のシステムに
関しても、同じような認識が、徐々に広まってゆく・・・ような
気がします。突発性の時代・・・へと。

東証システムの問題は、そこまでを示唆しているように思えます。

耐震強度問題との絡みで言えば、ふたつの事件はともに
日本の社会システム全体の在り方を問う(問題点を衝く)
出来事だった・・・と整理できると思います。
激動の時代なのは間違いないでしょうね・・・。

posted by 水無月 at 05:41| Comment(7) | TrackBack(2) | 日記(時事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月16日

コメントが書き込めない方へ

当BLOGは管理人である私、水無月の手により
コメントとトラックバックの削除を適宜行っています。

コメント・トラックバック削除の基準は以下の通りです。



 【当BLOGでの削除基準】

  @ 飛び先がアダルト系のもの

  A 飛び先が商業系のもの

  B 日本語で書かれていないもの

  C 一記事に同一内容を複数回お寄せ頂いた場合の重複分
   (異なる記事に同一内容のコメントを繰り返し頂く場合
    削除はしませんが、返信は最初のコメントにのみ行い
    繰り返すことはしません) 2006/1/16追記




BLOG開設当初は@、Aのみを想定していましたが
最近になってBも出現したため、追加しました。
このように、基準は今後も変わるかもしれませんが
変更があった場合には、当エントリにてお知らせします。

上記の削除基準に当て嵌まらないものは
基本的にすべて受け入れ、コメントには可能な範囲で
返信することにしています。
当BLOGの記事内容に関する異論・反論コメントにも
 同様に返信を差し上げています



ただし、削除基準に抵触するコメント・トラックバックに
関しては、以降のコメント・トラックバックを一律に
お断りする禁止IP処置を取っています。


そのため、真面目な意図でコメントやトラックバックを
当BLOGへお寄せいただいても、偶然に
そのIPで過去当BLOGへ削除に相当するコメントやトラックバック
を行った人物がいたため、禁止IPに当て嵌まってしまい
コメントを書き込めない、トラックバックを送れない
という状況に陥ってしまう訪問者の方が、いらっしゃる
かもしれません。
そうした方は、お手数ですが管理人宛にその旨を
メールしてください。
(メールアドレスはプロフィール欄で公開しています
 迷惑メールを少しでも減らすため、ここに記すことは
 ご容赦くださいませ 汗)
時間を区切って一時的に禁止IPを解く、という処置を
取らせていただきます。
なおその際には、メーラーにも迷惑メール振り分け処置
が施されていますので、趣旨が簡潔にわかるようなタイトルを
件名にて明記してくださるよう、お願い致します(汗


コメントやトラックバックに関しては、それが
どんな内容であっても、削除すべきでない、というご意見も
あろうかと思います。
しかし、真面目な意図でのコメントやトラックバックが
当BLOGの内容とは関係ないコメントやトラックバックの中に
埋もれてしまうことは、せっかく訪問者してくださった
皆様に対して失礼である、と私は考えています。

何卒、上記のような当BLOGの運営方針をご理解くださいますよう
お願い致します。
posted by 水無月 at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 当BLOGに関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月12日

耐震強度偽装問題・・・資料編(1/10現在)

【 事件の概要 】

<1. 姉歯氏関与物件>

国土交通省の公表資料によれば、1月10日現在で判明している偽装状況は以下の通り。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/070111_.html

姉歯建築士の関わった物件は

 平成2年から17年までで計205件。うち

  改竄の判明したもの・・・・93件(平成10年から)
  改竄のなかったもの・・・・85件
  不明等・・・・・・・・・・・・・・・17件
  調査中・・・・・・・・・・・・・・・10件



 改竄の判明した93件の内訳。その@

  東京都・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30件
  神奈川県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16件
  千葉県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13件
  愛知県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7件
  静岡県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4件
  群馬県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  長野県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  福岡県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  京都府・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  兵庫県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  奈良県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  佐賀県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  埼玉・岐阜・三重・和歌山・鹿児島県・大阪府
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件(計6件)



 改竄の判明した93件の内訳。そのA

  共同住宅・・・・・・・・・・52件
  ホテル・・・・・・・・・・・・38件
  一戸建て住宅・・・・・・・3件



 改竄の判明した93件の内訳。そのB 建築主
 ◇共同住宅
  潟qューザー・・・・・・・・・・・・・・・・・・22件
  潟Tン中央ホーム・・・・・・・・・・・・・・6件
  潟Vノケン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  潟Vノケン東京支店・・・・・・・・・・・・・4件
  潟nウジング大興・・・・・・・・・・・・・・・2件
  東日本住宅梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  潟Vンアイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  小俣組・潟Vステムプランニンク・・・1件
  岡部産業梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  潟Gルクリエイト・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  潟Oランビル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  渇ェ部マイカ工業所・・・・・・・・・・・・・1件
  世紀東急工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・1件
  個人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  不明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8件
 ◇ホテル
  京王電鉄梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  糾竝闔タ業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  JR系企業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  椛轟、ビー・エイチ企画・・・・・・・・・・1件
  その他の企業群・・・・・・・・・・・・・・・30件(うち不明8件)
 ◇一戸建て住宅
  その他個人?・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件(うち不明3件)



 改竄の判明した93件の内訳。そのC 設計者

  平成設計梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27件
  姉歯建築設計事務所梶E・・・・・・・・・・・・・9件
  潟Xペースワン建築研究所・・・・・・・・・・・7件
  木村建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6件
  潟Vノケン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  潟Vノケン東京支店・・・・・・・・・・・・・・・・・4件
  叶X田設計事務所・・・・・・・・・・・・・・・・・・6件
  渇コ河辺建築設計事務所・・・・・・・・・・・・5件
  潟Gスエスエー建築都市設計事務所・・・4件
  活苡繻囃z企画研究所・・・・・・・・・・・・・・4件
  鰍jSM一級建築士事務所・・・・・・・・・・・3件
  豊國建設(株)一級建築士事務所・・・・・・・2件
  樺村組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  鰹建築・まちづくり研究所・・・・・・・・・・・1件
  潟Aーキグラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  渇ェ田建築設計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  鞄c口設計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  世紀東急工業活鼡煙囃z士事務所・・・・1件
  不明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8件



 改竄の判明した93件の内訳。そのD 施工者

  木村建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・24件
  木村建設梶負L川興業梶E・・・・・・・1件
  木村建設梶芙叶i藤建設・・・・・・・・1件
  潟Tン中央ホーム・・・・・・・・・・・・・・6件
  潟Vノケン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  潟Vノケン東京支店・・・・・・・・・・・・・4件
  太平工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  太平工業鞄結梹x店・・・・・・・・・・・・1件
  豊國建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  三交ホーム梶楓L國建設開V・・・・1件
  叶井工務店・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  窪田建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  窪田建設梶芙滑ロ山工務所・・・・・・1件
  鰹シ村組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  鰹シ村組東京本店・・・・・・・・・・・・・・2件
  潟qューザー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  樺村組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  東鉄工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  東鉄工業渇。浜支店・・・・・・・・・・・・1件
  小野里工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  島田・小野里建設共同企業体・・・・・1件
  且u多組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  叶A木組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  丸運建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  川村建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  兜沒c組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  奈良建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  都市計画工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・1件
  椛田工務店・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  鹿島建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  椛蝸ム組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  潟Aトリウム建設・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  勝村建設梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  大鉄工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  世紀東急工業梶E・・・・・・・・・・・・・・・1件
  未定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  不明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12件



 改竄の判明した93件の内訳。そのE 建築確認

  イーホームズ・・・・・・・・・・・・37件 
  日本ERI ・・・・・・・・・・・・・・・・13件
  UDI確認検査 ・・・・・・・・・・・・2件
  東日本住宅評価センター・・・1件
  ビューロベリタス・・・・・・・・・・1件
  (財)日本建築総合試験所・・・1件
  愛知県・・・・・・・・・・・・・・・・・・4件
  横浜市・・・・・・・・・・・・・・・・・・4件
  長野県・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  川崎市・・・・・・・・・・・・・・・・・・3件
  京都府・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  岡崎市・・・・・・・・・・・・・・・・・・2件
  東京都・・・・・・・・・・・・・・・・・・1件
  その他5県8市7区・ ・・・・・・・・1件(計20件)
 (群馬・岐阜・静岡・佐賀・鹿児島県
  前橋・伊勢崎・平塚・松本・大阪・姫路・和歌山・福岡市
  荒川・渋谷・杉並・台東・太田・中央・北区)





<2. 非・姉歯氏関与物件>

国土交通省が現在把握し調査済もしくは調査依頼中の物件は以下の通り。



 @ 姉歯物件・・・・・・・・・・・・205件(うち偽装93件)

 A 木村物件・・・・・・・・・・・・218件(うち偽装0件)

 B ヒューザー物件・・・・・・・・62件(うち偽装0件)

 C 平成物件・・・・・・・・・・・・・22件(うち偽装0件)

 D 総研物件・・・・・・・・・・・・139件(うち偽装0件)


※@姉歯物件は姉歯元建築士の関与したもので、前項の通り。A木村物件は木村建設が関与し@でないもの。Bヒューザー物件は、ヒューザーが関与し、@、Aでないもの。C平成物件は、平成設計が関与し、@、Aでないもの。C総研物件は総合経営研究所が関与し@〜Bでないもの。



<追記 国交省は持てるデータを全て公開せよ!>


国土交通省のデータ公開の在り方・・・には疑問を感じざるを得ません。

平成17年12月30日発表【12月29日現在】データ中の、【(別紙1-2) 構造計算書偽装物件 (11月22日以降判明分)】http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071230/02.pdf
が左へ90度傾いているのはなにか意味があるのでしょうか。
私のように、誰に頼まれたわけでもなく一銭の得にもならないのに目を皿のようにしてデータを見る・・・人間への、もしかしたら嫌がらせかもしれませんね。
嫌がらせをする暇があるなら、鰍ニ(株)、全角と半角(たとえばERIとERIなど)を統一するくらいの配慮はして欲しいものです。配慮というより、これは美意識の問題でしょう。どうやら国交省は、日本の民間企業に勤める社会人ならば当然備えていてしかるべき最低限の美意識を持つ人材にも、不足しているらしいです。さもありなん(笑

・・・というような皮肉はさておき、一度UPした資料を、国交省のお役人方はまともに見直してもいないのではないか、という不安を抱いたのは確かです。これまでは天地がきちんと表示されていたものが、90度回転した状態でUPされ、しかもそれが訂正されることなく、次の発表データは素知らぬ顔でまた天地正しくUPされている・・・。内部の混乱ぶりが窺えます。まさか混乱の最中、打ち間違えなんてことはないでしょうね?


もうひとつ。こちらを見てください。
平成18年1月11日発表【1月10日現在】データ中の
【(別紙1-2) 構造計算書偽装物件 (11月22日以降判明分)】http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/070111/02.pdf
この中に、新規に判明した偽装物件として四件が上がっています。その四件は建築確認日付も物件名も施工者も設計者も・・・ほとんどすべての項目が「*」印。表の末尾の注釈を読むと、「* 表中、空欄は、現時点で特定行政庁から報告が上がっていない事項」とあります。
つまり、*欄は報告がないため国交省にも把握できていない情報ということになります。もっとも、赤字で示した通り「等」とあるので、国交省は情報を持っているけれども同省の判断で公開を控えている情報も中にはある・・・可能性も留保しています。
そして同日公開のこのページ。【(別紙3)姉歯建築設計事務所が関わった物件の建築確認日について】http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/070111/04.pdf
これを見ると、この日新規判明分として発表した四件がどこに(何年の項に)プラスされたか、括弧書きで補足されています。
つまり、国交省は新規に判明した偽装物件の、少なくとも建築確認日は把握しているということです。

これに気づいた時、私は唖然としてしまいました。こんな馬鹿な話があるでしょうか? 国交省は情報を得ているのに、それを国民には公開していないのです。
なぜ? なんのために?
無用の混乱を避けるため、もしくは、風評被害を防ぐため、でしょうか。けれども、たとえどんな理由をこじつけようと、それが国民に対する背信行為であることには変わりありません。などというわけのわからない言葉で手に入れた情報を隠匿する権限など、国民はいかなる役所にも認めていないのです。

私がここで厳しく言及するには、わけがあります。
まず第一に、これまで国交省は同様の「不明」だらけの偽装物件を八件公開していますが、そのすべてが共同住宅であること。もしかしたらそこに住む住人にはこっそり告知されているのかもしれませんが、もし告知されていないとすると、住民の立場はどうなるのでしょう? 自分の住むマンションが実は耐震強度を満たしておらず、そのことを地方自治体や国は知っていたのに、隠していた、という恐ろしい事態となります。そしてそれはすなわち、自分の住むマンションの名前が挙がっていないからといって安心できない、事態を意味するのです。国交省は住人に告知したかどうかさえ公表していません。彼らは国民の間にパニックを引き起こしたいのでしょうか?

次に、この八件の中にこそ、姉歯氏が偽装を始めた最初期の物件が含まれている、ということ。同省公開のデータによれば姉歯氏は1998年から偽装を始め、現在二件が判明しているようですが、その二件ともが、わけのわからない「不明」のベールに覆われています。
これでは姉歯氏がなぜ偽装を始めたのか、究明するのに大きな支障を来たしてしまいます。国交省が情報を隠匿するのは、まさにそれが重要な情報だからではないのか、という疑惑を抱かれても当然でしょう。
後ろ暗いところがないのであれば、国交省は直ちに、持てる情報のすべてを公開すべきです

最後に、最近になってこうした「不明」物件が、急激に増えていること・・・。偽装物件の最近の判明具合をまとめてみましょうか。

 2005年12月21日以前 偽装78物件(うち不明は個人木造建物の3件のみ)
    12月21日公表 ホテル+1 共同住宅+3(うち不明2)
    12月22日公表         共同住宅+3
    12月28日公表         共同住宅+3(うち不明2)
    12月30日公表 ホテル+1
 2006年1月11日公表         共同住宅+4(うち不明4)

「不明」物件は、所轄自治体(特定行政庁)と建築確認機関以外の、ほぼすべてのデータ欄が「*」印で埋められている物件です。こうした不明物件のここ最近の急激な増加・・・。
これはいったいなにを意味するのでしょうか? もし、必要な書類を自治体や建築確認機関が破棄してしまっていたというなら、それをそのまま公表すべきでしょう(最も新しい「不明」物件は2003年のものですから、もしそうであれば関係機関の怠慢・杜撰さへの非難は免れないでしょうが)。
けれども先に示したように、「*」で埋められている項目でも、実際は情報があるのです。建築確認日は、少なくとも判明しているはずです。となれば、せめてそれだけでも公表すべきなのです。
これをも公表できないというなら、それはいったいなぜなのでしょう?

私は、情報を持つ、つまりそれ自体で優位である国交省(や官僚)が、情報操作に乗り出しているのではないか、という危惧を抱いています。
この嫌な予想が、外れていることを祈るばかりです。



※関連エントリ

外部ファイル版【姉歯偽装物件時系列一覧

耐震偽装の源流は九州かも・・・?
渡辺朋幸氏という人
時系列で耐震強度偽装事件を見ると
姉歯秀次氏という人
偽装事件は小さな政府を大きくするか?
耐震強度偽装問題・・・意見・感想編
全裸で自殺・・・の謎 耐震強度偽装問題
posted by 水無月 at 07:33| Comment(18) | TrackBack(1) |   ◇耐震強度偽装問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

A【リベラル】補記 ナイーヴな最強世代

先回、私は【A【リベラル】「自由」からは自由な政治的立場】のエントリを上げたわけですが、実はこの時、同文を某SNSでもUPしていました。そしてコメントを頂き、返事を差し上げるという遣り取りがありました。
頂いたコメントは短いものでしたが、私が普段から漠然と抱く問題意識(?)を刺激するものであり、その返事(頂いた内容からはやや脱線してしまいましたが 汗)を考えることは、私自身にとってこそ有意義だったと思っています。
そこで今回は、そのコメント双方の全文を、先方の了承を得た上で、こちらにも公開することにしました。

コメントを下さったのはネットのみならず書籍・雑誌等でもご活躍中の中宮崇氏です。あちらこちらでのご発言内容を拝見すると、やや(とっても? 汗)過激に属する嫌韓論者でもいらっしゃるようですが、その根底に流れるものは「日本をどうすればいいか」「日本はどうあるべきか」という真摯な問題意識であろうと思います。
私自身は、表現自体も主張の一部、と考える立場ですから、あまりに過激な言い回しには抵抗感を拭い去れないというのが正直なところですが、今回は、氏の問題意識が、見ている方向は多少異なるけれども日本人として同様の問題意識を持つ私の琴線に触れた、ということだと思います。
今回のエントリを記述するに当たっては、お忙しいに違いない中、目を留めてコメントを下さり、また快く転載のご許可を下さった中宮氏に、深く感謝を申し上げる次第です。

中宮崇氏のサイトはこちら → 【週刊言志人


(以下転載)


◇ 2006年01月09日06:06 中宮崇さん

左翼メディアや左翼知識人が嘘や捏造してまで、反権力なるもの、反日的なるものを甘やかしちゃって堕落させたのが大きな原因でしょうね。
朝日が社会党や中国・朝鮮をまっとうに批判していれば、社会党が消滅することも、ここまで嫌韓や反リベラルが広まることも無かったでしょう。
その意味で、わが国から健全なリベラルの芽を摘み去ったのは、似非リベラルの左翼自身だと思います。


◇ 2006年01月09日21:28 水無月
 
中宮さん、はじめまして。コメントありがとうございます。

>朝日が社会党や中国・朝鮮をまっとうに批判していれば

全く同感ですね。
中宮さんの仰る「甘やかしちゃって堕落させた」というのは
私の実感ともぴったり一致します。

そして思うに、おそらく、長らく日本の良心であり知性であったはずの左派知識人達(彼らが事実上日本のリベラルとニアイコールだったのでしょうけど)は、国内の敵(自民党=親米路線論者達)を倒すことに熱中するあまり、どこかでつい、国外の敵と手を結んでしまったのでしょうね。
内なる戦いで勝利するため、外部勢力に応援を頼む・・・というのは、過去歴史上どこの国でもよく見られた現象です。その結果が最終的に自国へ益をもたらした例など、たぶん皆無でしょうけど、国内の敵への憎悪に目がくらんでしまうと、そういうこともわからなくなってしまうのでしょう。

そしてそこまで左派が「歪んだ」原因を考えてゆくと、私はやはり、安保闘争のあたりに行き着きます。米国との安保条約締結は結果として日本に多大な利益をもたらしたし、当時の為政者(自民党)の判断が誤っていたと責める人は今ではもういません。
けれども、内心では納得できていない安保世代というのは、実は多いんじゃないでしょうか・・・。彼らは学生運動という形での政治闘争の敗北・挫折を、言論や知性の分野でカバーしようとした。カバーしたかった、カバーされてしかるべき、と考えた、というか。
そういう彼らにとっては、なによりもまず、彼ら自身のために、自民党は常に「悪」でなければならなかったのではないか。彼らの傷ついた魂は手当てもされずに放置されているどころか、皮肉にも日本の繁栄こそが、その傷をさらに日々、刺激するのです。そういうナイーヴな人々が、日本の良心であったはずのリベラル系大新聞の朝日に、大勢身を寄せていたのではないでしょうか・・・。
そんなようなことを、私は考えています。とはいえ、私自身は安保世代から10年以上も遅れてしまったので、本当のリアルな世代空気というのは、わからないのですけどね(汗

けれどももしそういう見方が一部でも成立するのであれば、国を二分し死者まで出してしまった安保闘争というものを、日本はまだ上手に克服できていなかったのだ、ということになります。
フォーク・ソングのような叙情的なもので慰められるほど、それは浅い傷ではなかったのだ、と。そのことも、日本はきちんと正視すべきだと思いますね。

コメントに感謝します。
今後とも、よろしくお願いします。


(ここまで)


私の意見は上に引用した通りですが、私は常々、1960年頃の安保闘争とその後ほぼ十年間吹き荒れ、結果的には過激派とも接点を持つに至った学生運動、という現代史を、日本はもう少し正面から見つめ、真面目に整理すべきだと思っています。なにしろ彼らはいまだ現役であり、日本を担い、日本を動かしているのですから。

浅間山荘事件(1972年2月)が起きた時、私はまもなく義務教育に上がるという幼稚園児でした。そして、普段は口やかましく「テレビをつけっぱなしにしない!」と叱る大人達が、日がな一日、白黒の画面に見入っていたことを覚えています。幼児にとってさえ、これは只事ではない、と恐怖さえ伴う鮮烈な印象を残した同事件(や、その前に起きていた一連の大事件群)が、当時多感な若者だった世代になんの影響も与えていないはずはないのです。

彼らはまた、団塊の世代でもあります。出生率が年々下がる中、蝶よ花よと大事に育てられた平成生まれの若者らとは、言ってみれば対極の環境で育ったわけです。そしてなにしろ数が多い(笑)。世代ということで単純に考えれば、最強パワーでしょう。そろそろ定年に差し掛かる年代でもありますが、さまざまな分野で今後重鎮となり、日本の意思決定に重要な役割を担うことになるはずです。

日本という国の現状、なぜ今こうなっているのか、さらには今後どうあるべきか、を理解しようとする時、彼らはひとつの鍵となってるのではないでしょうか(もちろん、安保世代といっても、単純に年代で分けてしまえば多様な人々がそこに属するわけで、ひとくくりに論じられるようなものではないことも当然ですが)。
彼らの思想、感性、そして生身の皮膚感覚・・・といったものを、私のような他世代は謙虚に理解(し、時に共感し、時に批判)する、ということが、求められているのだと思います。


※関連エントリ

A【リベラル】「自由」からは自由な政治的立場
@【新自由主義】ネオリベラリズム



     ◇     ◇     ◇


<資料> 出典はいずれも、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

【安保闘争】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E4%BF%9D%E9%97%98%E4%BA%89

安保闘争(あんぽとうそう)とは、1959年から1960年の日本で展開された日米間の安全保障条約(安保条約)に反対する大衆運動のこと。

安保条約
1951年9月8日、米国のサン・フランシスコ市で米国をはじめとする第二次世界大戦の連合国側49ヶ国との間で日本国との平和条約(サンフランシスコ平和条約)が締結されたときに、主席全権委員であった吉田茂内閣総理大臣が単独で日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約(旧日米安全保障条約)に署名した。この条約によって日本占領のアメリカ軍は、在日米軍となって現在に至っている。

60年安保
1951年に締結された安保条約は、1958年頃から岸信介内閣によって改定の交渉が行われ、1960年1月に条約が調印された。この間、改定により日本が戦争に巻き込まれる危険が増す、などの理由で反対運動が高まっていった。特に5月20日に衆議院で強行採決されると、民主主義の破壊であるとして一般市民の間にも反対の機運が高まり国会の周囲をデモ隊が取り囲んだ。条約は参議院の議決がないまま6月19日に自然成立したが、予定されていたアイゼンハワー大統領の来日も中止となり、混乱を収拾するため、7月、岸内閣は総辞職した。

60年安保闘争の経緯
1959年3月 安保条約改定阻止国民会議を結成。日本社会党、日本労働組合総評議会(総評)、原水爆禁止国民会議(原水禁)など
社会党の西尾末広は改定阻止国民会議に反対を表明(10月に離党)
同11月 デモ隊が国会構内に乱入
1960年1月19日 日米政府間で条約調印
同1月24日 西尾末広らが民主社会党結成
同4月 全学連が警官隊と衝突
同5月20日 衆議院議院で強行採決
これ以降、連日デモ隊が国会を囲む
同6月11日 ハガチー事件(大統領秘書が来日するが、羽田でデモ隊に包囲されヘリコプターで脱出)
同6月15日 全学連と警察隊の衝突で、大学生樺美智子死去
同6月19日 条約が自然成立(23日に発効)

60年安保闘争の評価

70年安保
自動継続となったこともあり、一般的な運動としてはあまり盛り上がらなかった。ただし、学生の間では1970年を前にして1968-69年に学生運動が盛んになり、東大闘争、日大闘争などが行われた。


【学生運動】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%94%9F%E9%81%8B%E5%8B%95

学生運動(がくせいうんどう)とは、学生によって組織され展開される、政治的・社会的・啓蒙的な性質をもつ運動である。学生闘争(がくせいとうそう)・学生紛争(がくせいふんそう)ともいう。また、主に大学などが拠点とされたことから、大学闘争(だいがくとうそう)・大学紛争(だいがくふんそう)、学園闘争(がくえんとうそう)・学園紛争(がくえんふんそう)などともいう。

運動主体の学生たちや運動賛成者は「闘争」という言葉を、傍観的立場の人々は単に「学生運動」、運動反対者や保守的な思想の人たちは「紛争」という言葉を用いる傾向がある。


【連合赤軍】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88%E8%B5%A4%E8%BB%8D

連合赤軍(れんごうせきぐん)は、1971年から1972年にかけて活動した日本の新左翼武装テロ組織。

連合赤軍事件として、榛名山で山岳ベース事件を起こし、逮捕を逃れた者らがあさま山荘事件を起こした。

結成時のメンバー29名の内、12人が殺害され、釈放された坂東国男を除く16人は判決が確定した。

連合赤軍の発足
1971年、学生運動が下火になり、大菩薩事件やよど号ハイジャック事件などで幹部の逮捕などで弱体化していた共産主義者同盟赤軍派の軍事組織である中央軍の残党と、やや旧左翼的体質を持つ日本共産党革命左派神奈川県委員会の軍事組織である人民革命軍が統合し、統一された「赤軍」(統一赤軍)として、日本共産党創立日と同じ7月15日付で生まれた。

赤軍派幹部の一人である森恒夫は当初から党の統一を志向していたが、獄中の日本共産党革命左派神奈川県委員会議長である川島豪らの強い反対で連合赤軍に改称された。

1971年12月20日ごろに新党結成が確認され、翌1972年1月3日、独自の中央委員会(CCと略される。委員長 森恒夫、副委員長 永田洋子、書記長 坂口弘)が結成された。



【あさま山荘事件】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E9%96%93%E5%B1%B1%E8%8D%98%E4%BA%8B%E4%BB%B6

あさま山荘事件または浅間山荘事件(あさまさんそうじけん)とは、1972年2月19日に始まる、軽井沢にある河合楽器の保養所「浅間山荘」において連合赤軍が、管理人を人質に10日間に亘ってたてこもった事件である。

人質は浅間山荘の管理人の妻。連合赤軍のメンバーは5人。2月28日に、警察が浅間山荘に強行突入した。この強行突入で警察官2人が殉職した。突入の様子は、テレビで生中継され、その日の総世帯視聴率は調査開始以来最高の数値を記録し、人質救出の瞬間は民放,NHKを合わせて90%弱を記録した。

2006年01月08日

A【リベラル】「自由」からは自由な政治的立場

 
【新自由主義】・・・に関する私自身の過去の文章を読んでいました。
http://yohaku.seesaa.net/article/7385013.html
その末尾の「次は【リベラル】を」という言葉を私自身も
忘れたわけではありませんし、これをまとめることの必要性は
日々強く感じています。

でも難しい(笑
そもそも、リベラル=自由主義、が、ネオ・リベラリズム=新自由主義
の敵でありうるとはどうした事態なのでしょう・・・。
新自由主義といえば現在米国大統領のブッシュ氏ですけど
彼の敵はリベラル≒民主党です。


【 米国の場合 】

ただ米国に目を転じてみても、共和党と民主党の対立軸は
保守VSリベラル の思想的対立だけとは言えない。
米国の場合は宗教的な許容度、伝統的価値観への傾斜度、が
両党を分けているようです。
ごく簡単に(乱暴に)まとめてしまいますが

共和党≒保守
     キリスト教的(中絶反対、ID教育=神による創造説)
     伝統的価値観(銃規制反対など)
    ≒右派
     世界の警察官、自由主義陣営の雄
    ≒(よく言及されるのがFOXテレビ)

民主党≒リベラル
     宗教には一定の距離感(中絶許容、ID教育反対)
     進歩的価値観(フェミニズム寄り、同性婚許容など)
    ≒左派
     反戦平和主義(ベトナム戦争反対、イラク戦争反対)
    ≒ニューヨークタイムズ紙

こんな感じではないかと私は見ています。
(あくまで私の知識レベルが基になっているので適当ですが 汗)
この中で「自由」に焦点を当てると、フェミニズムや宗教的自由
への態度の違いが浮かび上がってきます。が、しかし
共和党だって自由を世界に輸出するためわざわざ
国外に出かけていって戦争までしてくれているわけで
彼らに言わせれば足を引っ張る民主≒リベラルこそが、自由の敵
となるわけです。
おまけに共和党は「小さな政府」の推進者。
「小さな政府」の発想の土台に自由主義(リベラリズム)が
あるのは前回(【新自由主義】に関して)述べた通りですから
ますますややこしい(笑
しかしややこしくてもさすがは二大政党制の国、一応分けることが
できるのですから大したものです。

では目を自国に移してみるとどうなるでしょうか。


【 日本のリベラル 】

現在リベラルを標榜しているところと考え、私が真っ先に
思い浮かべたのが朝日新聞でした。
となると、朝日が攻撃しているのが保守で、擁護しているのが
リベラル?? そんなのってあり?(苦笑

というわけで、ここでいつも詰まってしまうのですが
今日は私的独断に基づいてエイヤっと分類してしまいます。
ご意見のある方はどうぞコメントお願いします。

<2005年秋まで>
保守≒自民党
   対米追随路線(日米安保堅持)

リベラル≒反自民陣営=野党すべて(代表は社共)
   そこはかとない反米主義、国連重視、護憲

<2005年秋以降>
新保守≒自民党森派(小泉氏周辺)
     対中強硬路線
     新自由主義・小さな政府、脱官僚主義
     改憲
    ≒松下政経塾出身者の一部(前原民主党党首のあたり)
    ≒産経新聞系?

保守≒代表は自民党橋本派(旧田中派)、公明党
     対中融和路線
     小さな政府にはやや距離を置く、官僚政治に理解有り
     改憲にやや距離を置く
    ≒民主党の一部(自民離脱系)もここ
    ≒日経、読売のあたり?

リベラル≒民主党の一部(旧社会党、旧民社系)、現社民党
      対中協調路線、反米・反核・平和主義、護憲、反自民
    ≒朝日新聞のあたり? 共産党の一部も

異論もあろうかと思いますが、私の目には、ここ数年で
日本の政治はガラリと変わったように映るのですね。
とりあえず小泉二期目が始まった2005年秋の総選挙で分けて
みましたが、その胎動はむろん、もっと以前からあったわけです。
そしてこの流れを見極めるのに、それそういうの時間を要した
・・・というのは言い訳に過ぎませんけども(笑

そしてこれを見ると、リベラルの原義である「自由」に関する
対立点など、なにもない、ということがわかると思います。
唯一あるとすれば、在日外国人への参政権拡大の問題くらい
でしょうか(リベラルは賛成、保守は反対のはずです)。
しかしこれとて、その根っこは在日政策にあるわけで
純粋な思想的立場の対立というより(もちろん、思想的な信条から
参政権拡大に賛成するリベラリストもいるでしょうけれども)
対アジア政策とかいわゆる在日問題の方に、焦点があるように
思えます。
私が「リベラル」というレッテルに虚しさを感じるのは、こうした
現状を考える時・・・です。


【 リベラルは絶滅するのか 】

米国の保守VSリベラルの対立が、実はその根を宗教的価値観に
持つように、日本の保守VSリベラルの対立は、歴史認識にこそ
その根を持っているように、私は最近思えてきました。

現代日本人は、とりわけ最近では、まずその歴史観によって
政治的な立ち位置を明らかにするよう、求められるようになって
きているのではないでしょうか。
米国への態度や憲法、自衛隊に対してどのようなスタンスを
取るか・・・は、そのあとで自動的に決定されると言っても
過言ではないように思います。
けれどもこうした事態が起こるようになったのは、つい最近の
ことでしょう。私の主観的な認識では、かつて(といっても
1990年頃まで)は、日米安保が今の歴史認識と似た意味を持つ
分水嶺でした。これに対する視線・・の温度差で自分が保守か
リベラルかを知る・・・という具合に。
日米安保が歴史認識へと変わった理由は定かではありませんが
その間に起きたことは、第一次・第二次イラク戦争、北朝鮮拉致問題
中国の反日デモ、新しい歴史教科書論争・・・などでしたね。
ほかにも日韓共催ワールドカップや韓流、そして『嫌韓流』
騒動などもありました。
こうした事件が複合的に作用し、日本の雰囲気を変えたのでは
ないかと思っていますが。

それはともかく、過去・・・「リベラル」はプラスのイメージを
持つ言葉でした。
それが今では、非難や中傷の的になろうとしています。
なぜでしょう?
私は、ここに、これまで戦後六十年間日本のリベラルを率先して
導いてきた「知識人」「言論人」達の罪を思わずにはいられません。
彼らはどこかで道を誤ったのではないでしょうか?
その歴史観にこだわるあまり、「リベラル」を単なる歴史観の
枠内に矮小化し、貶めてしまう・・・という愚を。


米国で開発された政治思想的立場を区分けするクイズを
日本で行うと、自称右派の方をも含めた多くの人が
「リベラル」に分類されるという興味深い現象もあるようです。
(【Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜】「リベラルとサヨク」
 http://meinesache.seesaa.net/article/7352700.html
私にはこれ・・・大変面白かったです(笑

この現象から読み解けることとは、要するに
日本には現在、(本来の意味での)政治思想的対立などない
ということではないかと思うのですが、読者の皆様はどう
思われますか?

政治思想的対立点がない・・・にもかかわらず対立が先鋭化している
政治問題は数多くあります。
大きくは改憲問題ですが、細かに見ていけば靖国問題、参政権問題
自衛隊問題、イラク派兵の是非、在日米軍問題、天皇を巡る問題等々。
問題点を掘り下げてゆけば日本はどうあるべきか、という国家観の
問題へと行き着くはずです。
しかしまた同時に、そのどれひとつとして
歴史観(それも限定されたある一時期の)抜きには語れない
(立ち位置がそこにあるのなら)、というのも不思議な話です。

リベラル・・・という語を巡って考えると、私はどうしても最後に
この不思議さに出会うのです。


【 歴史観論争を超えて 】

朝日新聞に代表されるような自称リベラル派知識人達の誤り、が
もしあるとすれば、それは自民党批判に傾きすぎた・・・という点で
あると思います。
実際には、自民党の中にも新保守から保守まで、さまざまな考えの
人々がいました。日中国交正常化を成し遂げたのは自民党政権で
ある点を見ても、対中政策ひとつとっても党内にかなりの温度差の
あることがわかります。
けれどもリベラル派知識人の皆さんは、自民党内の差に目を向け
きめ細かに対応する・・・という努力を怠ってきたように思います。
その結果、誰が首相になっても同じような批判をする、この「批判」
ということが彼ら自身の存在意義にまでなってしまった・・・のでは
ないでしょうか。
これは大変危険なことです。なぜなら、批判勢力とは、本質的に
その批判の対象なくしては成り立たない、からです。

リベラルはいつのまにか、自民党から相対的に導き出されるだけの
存在に成り下がってしまった・・・ように思えます。
(そしてこのように批判勢力=リベラルが、自らの実体を相対化
 させてしまったことが、自民党の超長期政権を支えてきました)


歴史認識の一点にリベラル派知識人がこだわっている間に
普通の日本人の多くは、先のクイズの例にあるように、リベラル的
思考を十分身につけてしまいました。
そして、(私は今後、日本の政治は「新保守」と「保守」との
綱引きの中で展開されることになると思っていますが)
自民党政権を担う「新保守」の政治家も「保守」の政治家も
実は政治思想的には十分にリベラルな発想をする有権者から
選ばれた、立派にリベラルな人々である、という点が
重要なのではないかと思っています。
(例を挙げれば、自民党に任せても、王政復古や貴族政治には
 ならないだろう、と普通の日本人は思っている、ということ)


リベラル・・・が蘇るための道があるとすれば、おそらくそれは
歴史認識との訣別を果たすこと・・・でしょう。
外交論、政策論などを歴史認識と切り離して論じられる基盤を
持つこと。
そして自民党をあまり意識しすぎないこと・・・。
反自民の旗を振っている人は自民の応援をしているのと同じこと
と言っては語弊がありますが、自民党がどうであろうと関係なく
自らの政策を考え、語れるのが本来であることを思い出すべきです。
自分で考えた結果が自民(のどこか)と同じならば賛成すれば
よいし、そうでないなら反対する・・・というのが本来でしょう。

自民党のやることは全て反対! という人は「反自民」な
だけであって、決して「リベラル」ではありません。

そういう、自称リベラルで実はリベラルを貶めているだけの
人々とどのように距離を取り、差異化できるか・・・が鍵のひとつ
かもしれませんね。


もうひとつの鍵は、経済論のように思います。
小さな政府とどう向き合うか・・・。
現状では新保守(新自由主義)VS保守(抵抗勢力?)のように
レッテル張りされてしまっているようですが、歴史認識から
比較的自由なこの分野でこそ、本来は政策論議も活発に行われて
よい・・・はず。
上でまとめた【日本のリベラル】の中の「リベラル」陣営が
軒並み、この部分の論議を与党任せにしているように見えるのは
私の気のせい・・・でしょうか。


護憲・靖国も重要ですが、こうした問題でも存在感を示せること
が、リベラル陣営には求められているように思います。



【 おまけの資料 】

本エントリを書く中で知ったページ。自分へのメモのために残しておきます。
【フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%AE%E6%B4%BE%E9%96%A5

自由民主党における派閥興亡史
自由民主党そのものが保守合同に伴う旧自由党と旧民主党が合併して出来た政党であり、その構成メンバー間の経歴・信条・政策などは決して一致していなかった。そのため、経歴・信条・政策などの近い議員達が党内の有力議員の下に集まって形成されたのが自由民主党の派閥のルーツである。

1956年12月の総裁選挙をきっかけに8つの派閥が形成された。×印は断絶を表す。

旧自由党派
吉田学校→宏池会池田勇人→前尾繁三郎→大平正芳→鈴木善幸→宮沢喜一→加藤紘一(大勇会河野洋平派→)→小里貞利(宏池会堀内光雄派→)→谷垣禎一派、
吉田学校→周山会佐藤栄作→木曜クラブ田中角栄(周山クラブ保利茂→×)→経世会竹下登(木曜クラブ二階堂進→×)→平成研究会小渕恵三(改革フォーラム21羽田孜派→×)→橋本龍太郎→津島雄二派
吉田学校→水曜会緒方竹虎→石井光次郎派→×
鳩山一郎→白政会大野伴睦→村上勇(船田中派→×)→水田三喜男派→×(自由革新同友会中川一郎→石原慎太郎派→×)
旧民主党派
鳩山一郎→八日会岸信介→清和会福田赳夫(愛正会藤山愛一郎派→×、川島正次郎→椎名悦三郎派→×)→安倍晋太郎→三塚博(政真会加藤六月系→×)→森喜朗派
鳩山一郎→春秋会河野一郎→政策科学研究所中曽根康弘(森清→園田直系→×)→渡邉美智雄→志帥会村上正邦(近未来政治研究会山崎拓派→)→江藤隆美→亀井静香→伊吹文明派、
鳩山一郎→火曜会石橋湛山→×
政策懇談会三木武夫(松村謙三系→×、早川崇系→×)→新政策研究会河本敏夫(海部俊樹→新しい波二階俊博系→)→番町政策研究所高村正彦派
この外にも芦田均のグループなど、少数グループがいくつか存在した。

1970年代には田中派と福田派による角福戦争が繰り広げられ、田中派が勢力を持つこととなった。その政治手法が”金権政治”的であった為、これを打破しようという目的で若手議員が中心となって青嵐会が結成された。


2006年01月05日

耐震偽装の源流は九州かも・・・?

謹んで新春のお慶びを申し上げます♪

というわけで、なんとか無事に正月の喧騒(謎)を乗り越え
2006年初エントリを書くことが出来そうです。
どうぞ今後とも、当BLOGをよろしくお願い致します。

このBLOGはもともと政治BLOGという位置付けでした。
昨年の冬から強度偽装問題に傾注してしまっていますが
(そしてこのエントリもそちら関連ですが 汗)
基本線は見失わずに参りたいと思っています(とはいえ
この問題も今では立派な政治問題には違いないですけどね)。

なお読者の方からメールを頂き、私を「ジャーナリスト」と
思っている人がいることもわかりました(笑
大変光栄ですが、それは誤解なのです、とこの場でお断り
しておきます。私は(文筆に従事するものではありますが)
ジャーナリストではありません。したがって、独自の取材ルートを
持つとか、そこから貴重な(ナマの)一次情報を得る・・・と
いうことは、残念ながらできません。
私が調べるのはもっぱらネット上において・・・です。
ネット上で得られる情報を、私なりに解釈した過程や結果を
このBLOGで公開している、ということなのです。

また、ネットは恐ろしいほど底なしに(笑)興味深い世界では
ありますが、私もネット外で実生活を送っている以上
ネットより実世界の方を優先させなければならないのは
社会人として当然のことでもあります。
幸い、実の方での仕事も、今年は昨年以上に充実したものと
なりそうです。ネットへ割くことのできる時間は、いくら
努力しても、昨年よりは減ってしまいそうな見込みです(汗
BLOG更新が間遠になったり、エントリが浅くなったり、また
コメント・メールのお返事が遅れることもあろうかと思いますが
以上の事情を鑑み、どうぞ寛大にお許しくださいますように・・・。



     ◇     ◇     ◇


さて、では本題に参りましょう。
去年の宿題、鉄骨業者についてです(笑



【 サムシング という会社 】


まず、当BLOGへ頂いたねこ飼さんのコメントから。
バッドニュースを提供します。
「マンションごと建て替え事件」の概要
エイルマンション建て替え事件弁護団 弁護士 幸田雅弘(福岡)
3 構造計算の手抜き
簡単にいうと、構造計算書の前半と後半が別物で、途中で二つの構造計算書がつなぎ合わされていたのです。
http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/2-6-13-06=mansiongototatekaejiken(kouda).htm

これ、福岡で起きた構造計算書偽造事件なんですけど、去年の段階で訴訟が起きてます。これも姉歯と同様に構造設計事務所(倒産したサムシング)がやった偽造です。福岡市内の建築業界では、安い構造設計料として有名だったサムシングは、同時に鉄骨製作もやっていました

んで、本題ですけど、証人喚問のときに姉歯氏は木村建設とは九州の鉄骨業者の紹介で知りましたと答えています。もしも、この鉄骨業者がサムシングだったら?と言う疑問がありますがどうでしょうか。

サムシングは倒産しましたが、そこの出身者が多数続けているらしく心配です。真面目にやっていることを祈るばかり。

その後の噂はまったく聞きませんが、今月 サムシングの元社長が訴訟がらみでテレビに映っそうです。まったく反省もせず、薄笑いをしていたとのことでした。
http://yohaku.seesaa.net/article/11056343.html#comment


このコメントをいただいてから調べたのですが、サムシング株式会社という企業・・・今では第二(第三?)の姉歯か、と噂されているようですね。

住民が福岡県に調査を要望 2005年11月30日(水) 17:00

福岡県篠栗町のマンション管理組合が、30日、マンションの耐震強度が偽造されているとして、構造計算をした会社が関わった全ての物件に対する調査を福岡県に要望しました。
このマンション管理組合によりますと、6年前に購入したマンションに、耐震強度に偽造があることなどが明らかになり、去年6月、施工主などを相手取り現在裁判中です。
今回の要望は、マンションの構造計算をした春日市の建築設計事務所「サムシング」が関わった物件全てについて、偽造が行われていないかを調査してほしいというものです。
サムシングが関わった物件は県内に2000件以上あると見られています。
調査を要望した管理組合の理事長は「姉歯建築士だけでなく、他にも耐震強度が偽造された物件がある。行政にしっかりと対応してほしい」と話しました。
http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11344850475789/
(↑は【Birth of Blues】kingcurtisさんが保存したFBF福岡放送のキャッシュ)


この記事中にある「篠栗町のマンション」は、ねこ飼さんから頂いたコメント中で言及されている福岡の構造計算書偽造事件のマンションと同一物件です。詳細はコメント中にて紹介のURLでもわかりますが、簡単にまとめると以下の通りですね。

  物件名 :「エイルヴィラツインコートシティ門松駅前イーストサイド」(11階建て50戸)
  建築主(販売会社): 作州商事
  施工者 : 香椎建設
  設計者 : ニューアート建築設計事務所
  構造設計: サムシング
 (建築確認: 福岡県  ←この情報のみ掲示板ソースhttp://kyusyu.machi.to/bbs/read.pl?BBS=kyusyu&KEY=1125506251
  訴訟を起こした時期 : 2004年6月

なお、この物件は「ツイン」とあるように二棟建てのようで、ウェストサイド(9階建て42戸)も、約1年半後の2005年11月、同じ構造設計上の問題で同様の裁判を起こしています。
http://www.fukukan.net/paper/051205/topic_kozo93.html



【 サムシング社の計算書偽造 】


次にサムシング社の計算書偽造の手口を見てみます。


 ◇「イーストサイド」の場合
建物の荷重を計算する際に、パラペット・バルコニー・階段などの荷重を落としたり、仕上げ荷重を軽く見たり、消火水地下ピットの荷重を落としたりして荷重を少なくして、適正な荷重の85%の荷重で計算していることが判明しました。そればかりか、荷重計算の結果導き出された地震用荷重をそのまま2次設計の時の地震用荷重として使用せず、荷重計算の結果導き出された地震用荷重から特殊荷重・補正荷重・フレーム外荷重を差し引いた数字を使っていました。簡単にいうと、構造計算書の前半と後半が別物で、途中で二つの構造計算書がつなぎ合わされていたのです
適正な荷重計算をして、構造計算をしたところ、1次設計段階でほぼ全ての梁と柱でNGが出ました。2次設計(保有水平耐力)でも、保有水平耐力はX方向で必要保有水平耐力を満たさないし、X方向の揺れで柱にヒンジが発生する(つまり危険な壊れた方をする)などの問題があることが分かりました。
(【「マンションごと建て替え事件」の概要】http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/2-6-13-06=mansiongototatekaejiken(kouda).htm

 ◇「ウェストサイド」の場合
原告の主張によりますと、マンションの構造計算で荷重計算を所定の建物荷重の82%で計算しているなど6項目に誤りがあるとの問題点を指摘しています。そうして、構造計算を再計算すると、応力度が許容応力度を超えている、水平耐力が必要保有水平耐力を充たしていない、小梁・床スラブ等の2次部材で応力度が許容応力度を超えている、ひび割れ対策、たわみ対策がとられていないなどの瑕疵があると指摘しています。
(【マンション110番−福管連−】http://www.fukukan.net/paper/051205/topic_kozo93.html


情報源が異なっているため表現の濃淡に差はありますが、たぶん同じ手口での偽造なのでしょう。
そしてその内容は先行訴訟の「イーストサイド」の説明にある通りというわけです。

一方の姉歯氏の計算書偽造の手口は以下の通りでした。
耐震偽造:姉歯元建築士の手口 03年以降、書類差し替え

 姉歯秀次・元1級建築士による構造計算書の偽造方法は、コンピューターの画面上で別の数値を張り付ける比較的巧妙な初期に比べ、ここ数年は書類を差し替えるだけの単純な手口に移行していたことが国土交通省の調べで分かった。03年後半以降はほとんどが書類の差し替えで、多くはイーホームズが建築確認していた。同省は、姉歯氏が書類の差し替えでも偽造を見抜かれないと知り、より手間を省いていったとみて、調べている。

 国交省はこれまで姉歯氏がかかわった210物件のうち、77件について構造計算書の改ざんを確認した。建築確認が行われた年次別では▽99、00両年が各6件▽01年10件▽02年9件▽03年19件▽04年16件で、今年は現在まで11件。

 同省が偽造手口を分析した結果、コンピューター画面上で数字を書き換えるなどの「巧妙な改ざん」と、2通の計算書を用意して都合の良い部分だけを組み合わせる「単純な差し替え」とに大別できた。差し替え方式は、02年9月にイーホームズが建築確認した「グランドステージ千歳烏山」(東京都世田谷区)が最初とみられている。03年前半までは両方式が混在するが、同年後半からはほとんど差し替え方式になったという。
(【毎日新聞】http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051220k0000e040004000c.html
 【↑の保存】http://yohaku.up.seesaa.net/image/aneha_teguti_gazou.html


もうひとつ・・・。姉歯氏がサムシング社同様に荷重を細工していたという例を念のため。
3.偽装内容
 建物の荷重を最低に近い数値で入力し、ベランダ及び階段の荷重をさらに低減した上で、当該部分の数値を十分な荷重があるかのように偽装した構造計算をしていた。
(姉歯氏偽装「フラットファースト雷門」平成15年6月12日イーホームズ社建築確認 について 【台東区】http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000013/023516.html

私は素人ですから軽々に判断は出来ませんが、サムシング社の「二つの構造計算書がつなぎ合わされていた」手口と、姉歯氏の「2通の計算書を用意して都合の良い部分だけを組み合わせる」手口・・・。両者は同じ手口を語っているように思えます。
そしてそうだと仮定すると、その手口は「(巧妙でなく)単純な」改竄であり、姉歯氏は当初これをせずに、現在判明分で2002年後半から利用しだした、ということになります。



【 姉歯氏と九州の鉄骨会社 】

(12/14)【姉歯氏証人喚問】高木氏(公明)との一問一答

高木陽介氏(公明) 木村建設とのつながりは96年ごろ、鉄骨会社の紹介というが。

「九州の鉄骨会社の紹介。その後すぐではないが、木村建設とは年に数件程度の取引だったと思う」

【日経住宅サーチ】http://sumai.nikkei.co.jp/special/gizo/index.cfm?i=2005121403757s8


証人喚問でこのように述べた姉歯氏ですが、残念ながら私が調べた範囲では、サムシング社が鉄骨製作をしていた、という傍証は見つかりませんでした。なにしろ数年前に倒産している企業ですからね(汗
が、コメントを寄せてくださった方の職業・居住地といった背景を考慮すると、サムシングが鉄骨製作をしていた、という情報自体の信憑性は疑う余地もないと思います。
とすると、次は、鉄骨業者でもあったサムシング社が姉歯氏と木村建設を引き合わせることが可能か? が問題となるわけですね。
ここで一度時系列で整理してみます。



1989年・・・・・・・・・・・・木村建設東京事務所開設(93年支店へ)
              同年、平成設計社(東京都千代田区)設立
 90年(89年説も)・・・姉歯氏、千葉県に一級建築士登録をする
 96年・・・・・・・・・・・・・鉄骨業者、姉歯氏を木村建設に紹介
 98年後半?・・・・・・・姉歯氏、最古の(「巧妙」な?)偽装を行う
 99年春・・・・・・・・・・・サムシング社設計「エイルビィラ門松駅前」発売開始
2001年・・・・・・・・・・・・サムシング社倒産
 02年〜 ・・・・・・・・・・姉歯氏「単純」な偽装を始める



とりあえず1996年にはサムシング社はまだ元気に存続していて、姉歯氏と会うことも可能だったようですね。

が、私にわかったのはここまでです。問題の「鉄骨業者」がサムシング社であった証拠は、私には出せません。
したがってこの先は、私の疑問・・・という形で整理し、今後の捜査や調査の進展を見守りたいと思います。


疑問1 サムシング社の偽装に誰も(建築確認機関も、施工者も?)気づかなかったのか?
サムシング社の関与した物件は福岡県内だけで2000件以上。姉歯氏の10倍はあるというのに。

疑問2 サムシング社と木村建設とは接点がなかったのか?
サムシング社は福岡県春日市、木村建設は熊本県八代市・・・この距離の近さに意味はないのか?
(最盛期=2000年頃?、福岡市で出された建築確認申請の半分以上にサムシング社は関与していたらしい。とすれば、その頃東京まで出張して施工していた木村建設が隣の福岡県で施工していなかった・・・と考えるのは難しいのではないか)

疑問3 姉歯氏を木村建設に紹介したのは誰か。その経緯、目的、趣旨は?
(姉歯氏は東北宮城県の出身。大阪勤務の経験はあるが、大阪以南との結びつきは(私の調べた範囲では)見当たらない。その彼と、九州地盤の木村建設を結びつけたのが「九州の」鉄骨業者だった、ということの意味は? もし鉄骨業者が同時に設計会社でもあったというなら、設計繋がり・・・の線が見えてくる)

疑問4 サムシング社の計算書偽造、「限界設計」という思想は同社のオリジナルか?
どこかからの示唆はなかったのか・・・?
(サムシング社は「エイルビィラ門松駅前」物件の時点で、すでに「限界設計」を行うというので有名だった。「限界設計」は「限界ぎりぎりまでコストを落とす設計という意味」で、姉歯氏の売りであり、かつ総合研究所が推奨した「経済設計」とまったく同じ概念
http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/2-6-13-06=mansiongototatekaejiken(kouda).htm



【 サムシング社=九州の鉄骨業者と仮定すると・・・? 】


1996年、姉歯氏を木村建設に引き合わせた謎の「九州の鉄骨業者」・・・。
仮に、それがサムシング社であると仮定すると、どうなるでしょうか?
以下はこの仮定に基づいた推測です。


サムシング社の業績から考えると、計算書偽造に手をつけたのはサムシング社の方が早いでしょうね。
木村建設に紹介された96年の時点で姉歯氏が偽造という方法まで知らされていたかどうかは不明ですが、サムシング式「限界設計」の妖しい魅力に、少なくとも木村建設は気づいていた可能性がある(サムシング設計物件の施工を通じて)、と思います。
姉歯氏に強く圧力を加えたのは木村建設東京支店長の篠崎氏だったそうですが、その圧力の裏には、サムシング社の「限界設計」があったのではないでしょうか。つまり、福岡のサムシング社にできるのなら関東の構造設計士にも出来て当たり前だ、と。

しかし私には、姉歯氏がサムシング社式「限界設計」を真面目に「学んだ」とは想像しにくいのです。サムシング社の方式は単純・杜撰・乱暴なもので、築二年で床がたわむような代物でした(この床のたわみが、住民・管理組合の不審を招き、構造調査→偽装発覚へ繋がったのです)。そうした設計思想を一級建築士の誇り高い姉歯氏が易々と継承したとは思えません。実際、姉歯氏が「単純な」偽造を始めたのは偽造活動も佳境に入った2002年以降でした。
同じ強度偽装をする(せざるを得ない)にしても、もうちょっと一級建築士らしい「まともな偽装」(=矛盾していますが、あえて)を、と、姉歯氏は模索したような気がします。
その結果が、初期の「巧妙な」偽装であり、何年経っても特に不具合もなく住人が住み続けていた偽装物件群・・・なのではないでしょうか。築七年経っても姉歯氏本人が計算書偽造を告白するまで行政も偽装と認定できなかった「グランドステージ池上」は、姉歯氏の偽装上のポリシーを象徴的に表しているように思います。

ただし、その姉歯氏も、2002年以降は計算書差し替えという「単純な」手口に移っています。
その移行の動機がなんだったのか、報道されるようにイーホームズ社など民間確認機関の審査の杜撰さに安心したためか、あるいはほかの要因も影響していたのか(たとえば設計件数が増えるに従い一件一件に手間暇を掛けられなくなったとか、慣れから手抜きに走ったとか?)・・・は、わかりませんが、たとえ手口自体は単純でも、姉歯氏設計の偽装物件では、少なくとも「エイルビィラ門松駅前」のような暴露の仕方はしていないのです。
私はここに、偽装設計士としてのプライドの一端を見たような気がしたのですが、考えすぎでしょうか・・・(謎
(もっともグランドステージ藤沢のような例もありますから、ごく最近の物件は、また別かもしれませんね。私の抱く姉歯氏像についてはこちらをご覧ください →【姉歯秀次氏という人】)

また、私は以前、別エントリで「強度偽装、計算書偽造、というテクニックは、少なくとも現時点での報道を見る限り、姉歯氏の独創的な発見だったと私は思っています」と書いていますが、サムシング社という先例と姉歯氏との接点がありうる、とわかったのですから、完全に独創的である、とは言えないかもしれませんね(汗
今時点の私の感触では、計算書偽造という思想自体は彼のオリジナルでない可能性が否定できず、一方で「巧妙な」偽造のテクニックの方は彼の工夫と努力の結果と思われる・・・という感じです。努力も工夫も、誤った方向に追求されていたのは言うまでもありません。念のため。



【 ま と め 】


以上、姉歯氏を木村建設に引き合わせた「九州の鉄骨業者」についてあれこれと書きました。
真相は結局わからずじまいで、物足りないと思う方もおられるでしょうが、当BLOGが扱うのはフィクションではなく、私自身も探偵ではないので、どうぞご容赦ください(汗

ただ、木村建設を産み出した九州という土地で(熊本と福岡の違いはありますが)、サムシング社という企業がかなり酷い(しかも広範な?)構造設計の偽装を行っていた。それも(おそらくは)姉歯氏より先行してやっていた・・・。この事実を知って、私にはなにか引っかかるものがあったのです。さらにそのうえ、私の信頼する人の情報によれば、同じサムシング社は「鉄骨製作もしていた」らしいとくれば、もう・・・(汗

福岡という地名からはもうひとつ、重要なキーワードが思い出されます。最後にそれを引用して、締めとしたいと思います。

平成17年(2005年)3月20日福岡県西方沖地震(M7.0) 最大震度6弱・・・。
「被害が大きい同じ大名・今泉地区でも、並んでいるマンションで一棟は被害が発生し、他のマンションは被害が発生していないといった現象が生じています。しかも、損傷したマンションは、竣工後4年〜7年の建物であり、隣りの無傷の建物は、築30年です。」
http://www.fukukan.net/paper/050408/topic_chiku30.html

「 福岡市では、3月の福岡県西方沖地震で半壊と認定された8棟の福岡市内のマンションについて、構造計算に問題がなかったか点検を行う模様です。

 西方沖地震で福岡市内のマンションは10棟が半壊と認定されましたが、そのうち、8棟が昭和56年6月以降のいわゆる新耐震基準により設計されたマンションでした。

 当会では、地震直後から「同じ場所で築30年のマンションがほとんど無傷であるのに、なぜ築1年から8年のマンションに被害が多かったのか、行政や研究機関で原因を解明すべき」と主張していましたので、姉歯事件が契機であろうともそれが実現できることは喜ばしいと考えています。」
http://www.fukukan.net/paper/051205/topic_fuku8.html
 いずれも【マンション110番−福管連−】より)


真実は究明されねばなりません。
建築確認機関は誤魔化せても、天からの審査である地震そのものを誤魔化すことはできないのですから。

人命が失われてからでは遅すぎます。日本の国土は、阪神大震災のような地震がいつ、どこで、起きるかもしれない土地なのです。
事態のあまりの広がり具合、その根深さに、私も含め、多くの人が、もう嫌気を差してしまっている・・・のが実情ではないでしょうか。どうせこんなもんだ、仕方ない・・・と諦めるのもひとつの「知恵」なのかもしれません。しかしここで追求を止めてしまえば、今後も同じような「耐震基準を満たしているはず」の実は欠陥高層ビルが建てられ、それらはいつの日か、首都圏で、地方都市で、それ自体が多くの人命を押し潰す巨大な凶器と化すでしょう。
その時、そのビルに偶然居合わせてしまったのが、私やあなた、そしてその家族でない保証は、どこにもありません。



※関連エントリ

外部ファイル版【姉歯偽装物件時系列一覧
耐震強度偽装問題・・・資料編(12/21現在)

渡辺朋幸氏という人
時系列で耐震強度偽装事件を見ると
姉歯秀次氏という人
偽装事件は小さな政府を大きくするか?
耐震強度偽装問題・・・意見・感想編
全裸で自殺・・・の謎 耐震強度偽装問題


posted by 水無月 at 10:07| Comment(16) | TrackBack(3) |   ◇耐震強度偽装問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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