2006年04月02日

なぜ報道されないのか(東シナ海ガス田問題)

なぜ全国紙で報道されないんでしょうかね。


【中国が中間線越え調査 東シナ海、航空機で】

 【ワシントン1日共同】日本と中国が対立している東シナ海のガス田開発に関連し、中国が今年に入り東シナ海の日中中間線を越えて複数回にわたり、目的を明かさないまま航空機を使った調査活動を行ったとして、日本政府が抗議していたことが1日、分かった。資源調査に向けた基礎的なデータ収集を行った可能性があるとみられている。日米関係筋が明らかにした。
 調査実施にあたり、中国は事前に通告した。日本は、調査の目的に関し情報提供を求めたが、そのまま調査を行った。日本は事態を放置すれば、自らの排他的経済水域(EEZ)内での中国の活動を黙認することになりかねないとして抗議に踏み切った。中国は回答していない。

(2006年(平成18年) 4月 2日 北国新聞 
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006040101004110


先に私も書きましたが教科書問題、これでは抗議を受けたことに関して大々的に報道がありました。
一方こちらは、日本政府が抗議をしているのです。しかもその内容は、先方にとっては他国である日本の教科書検定などという、誰がどう見たって不当かつ馬鹿馬鹿しい内政干渉以外の何物でもないようなテーマでなく、日本の排他的経済水域を脅かされる懸念にまで通じるような、つまりは国家主権に関わる問題なのです。

私がこの報道を知った【「砂の馬」のつぶやき 時事】でkanteさんが書かれている通り

「出来れば伏せておきたかったけどアメリカが情報を掴んでいて、
 しかもプレスに発表してしまうので仕方なく報道」


というのが実態だろうと私も思います。
政府が抗議した事実を、政府は国民に知らせていない
国内メディアもそれを積極的に調べ公表しようとしない

これはいったいどういうことなのでしょう・・・ね?

隣国と仲良くしたいと望むのは結構なことです。国民レベルでも官僚レベルでも政治家レベルでも。
しかし、自国の主権が(しかも原油1000億バレル以上、天然ガス2000億m3というエネルギー資源をも絡んで)危うくなる場においてまで、なあなあで済ますことなど許されません。国民レベルでも官僚レベルでも政治家レベルでも!

ガス田問題に関しては、一刻も早い試掘が最良の策であろうと思われます。日本政府の毅然とした対応を望みます。

ガス田問題に関してはまとめサイトがありました。 → 【【中国】日中境界海域で資源採掘施設 [05/28] まとめサイト


◇     ◇     ◇


ところで・・・。少し前に「中国は脅威か否か」という問題提起がありましたね。民主党前代表の前原氏がこの件で党内から反発を受けていました。
中国が日本海を越えて軍事的に攻めてくる・・・という想定となると、私も正直「??」と思います。しかし現実に中国の潜水艦や航空機はたびたび日本の領海や空域に入り込んできています。それを「脅威」と捉えるかどうかは、もはや用語上だけの問題のように、私には思えます。

隣国であるというだけで、現実に中国は日本にとって利害敵対国です。たとえばガス田の問題もそうですし、領土問題もあります。それは韓国もロシアも同じです。そしてこうした関係は、隣国との関係が良好であろうと険悪であろうと永遠に変わらない事実なのです。
我々はそういうシビアな認識を持たなければならないと思います。戦後六十年が過ぎ、今日本に求められているのは、政治家も官僚も国民ひとりひとりでもですが、こうしたシビアな認識に耐えられるだけの確固とした自立心、なのではないでしょうか。

暑苦しい愛国心や甘ったるい平和主義などではなく、冷静な事実認識に根ざしたシビアな自立心こそが、本当は最も必要とされているのだと私には思えるのです。


 
posted by 水無月 at 22:38| Comment(2) | TrackBack(1) | 中国・朝鮮・在日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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