2006年10月10日

北の核 ・・・冷静に だが鈍感であってもいけない

 
十月九日。三日ぶりに正午頃帰宅したら、話題はこれ一色。
もちろん私も興味関心はあるので、食事中はTVをつけっぱなし。
・・・行儀悪いです。

実験が成功したかどうかの精査も大事ですが、問題は常に
「今後」。

そういえば日本のメディアは「中国はメンツを潰された形・・・」と
盛んに当てこすりますが、仮にそれが事実だったとして
・・・「だからどうなの」?
メンツを潰された大国が怒って、あるいは愛想を尽かして
対北制裁に踏み切る・・・ことを期待しているということなのでしょうか。
しかし中国は激しい口調で北を責めながらも、一方では
日米に相変わらず自制を求めてるじゃありませんか。
中国が、メンツを潰されたくらいでその国への態度を一変させる
ような単純な国だなんて、私には信じられないのです。
日本はどうも、靖国での経験で「中国はメンツにこだわる国」
と過剰かつ誤って認識してしまっているような気がします。
もちろん、中国は体面を重んじる国でしょう。
しかし体面だけを重んじているわけでも、体面をなにより優先して
重んじているわけでもありません。
靖国にしても、なにもメンツ(中国国内向けも含む)のためだけに
中国はこれを問題視しているわけではないでしょう。
それが外交カードになると気づき、勝算があると踏んだからこそ
靖国問題は外交問題となりえたのです。そうして巨額の援助金が
長きに渡り、日本から中国へ送られました・・・。
中国へのODA打ち切りを断行した小泉氏が靖国参拝を強行する
人物でもあったことは、一面では単なる偶然でしょうが
(表面上、靖国問題と対中国ODAは無関係なはずですから)
水面下では、やはり必然的な結びつきがあったのだろうと思いますね。

それはともかく、メンツにこだわる大人気ない大国=中国
という先入観は強くしすぎない方が良いと思います。
中国はもっとしたたかな・・・実利の国という気がするのです。
今回の北の核についても・・・経済制裁に利があると判断すれば
そう動くでしょうし、北を崩壊させたくないのであれば
日米を牽制し続けるでしょう・・・。
北朝鮮は今なお、中華の翼にすっぽりと抱かれているのだと
思います。


北朝鮮は自らが核保有国であると主張しているわけですが
その目的はどうやら相変わらず、米国の課した金融制裁解除
にあるようです。
ここからは、米国の経済制裁が確実に効果を上げているらしい
ことがわかります。
(これは是非続けてもらわなければなりません)
国連でどう動こうと、たとえ経済制裁を課そうと、今回を見れば
北の暴走は止められなかった・・・のだから、制裁は無意味だ、とは
考えるべきでないと思います。
・・・逆でしょう。
制裁はダメージを与えていることがはっきりしたのですから
今後も経済制裁の輪を狭めてゆくしかありません。
少なくとも、軍事制裁よりはマシでしょうからね。

けれどもそうなると、話はまた冒頭の中国に戻ります。
中国(やロシア)が協力しなければ経済制裁も効果は薄い
らしいですから。

メンツ以外の部分でも、なんとか中国に本気になってもらい
たいものです。
「つべこべ言うならあの国をお前んトコに合併させるぞ!」
というのはどうでしょう?(笑
中国が北の存続を図るのは、いざ体制崩壊した際の越境難民
を恐れているからでしょう。今も脱北者をせっせと送り返している
くらいですから、これは効くかも(笑
まぁ、中国と韓国は嫌がるでしょうけどね。

あ、もうひとつ思いつきました。
「北の核をなんとかしないと韓国に核を持たせるよ?」
これも効きそう!(笑
でも今度は日本が全身で拒否反応を示しそうです・・・。



・・・冗談はさておき(冗談ですよ! ↑は冗談ですってば!)
本当に頭の痛い問題ですね。
普通の指導者なら、核は使えない兵器、という抑止理論を
受け入れているはずですが、なにしろあの金氏ですからね(困

まさかやらないだろう、という一線を平気で越えてしまえる
という点で、些か唐突ですが、私はオウムの松本氏を思い
出しました・・・。
常人の理解を遠く離れているという点で、両者は似ています。
そして結局・・・我々は喉元にナイフを突きつけられてしまった
ということなのだろうと思います。
テポドンやノドンに核弾頭を搭載するまでにはまだ様々な
技術的困難が残っているはずですが、そうした可能性も
我々は頭の片隅に入れておくべきなのでしょう。

松本氏・・・はどうやって制御したのでしたっけ?
圧倒的な警察力で身柄を取り押さえる・・・最後は実力行使
でしたね、そういえば。

・・・なんだかどんどん嫌な方向へ進んでいきそうなので
ここまでにしておきましょう。
わが町、わが国が東アジアにおける松本市や東京地下鉄の
役目を担わされないよう、祈るばかりです。
 

 
posted by 水無月 at 02:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 中国・朝鮮・在日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

靖国が変わるとすれば・・・

 
以下、日記から抜粋。やや時期遅れなのはご容赦ください・・・。


【<靖国神社遊就館>米が批判の記述修正 アジア関連は変えず】
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061006k0000m040143000c.html

 靖国神社の最高意思決定機関である崇敬者総代会が5日開かれ、
神社内の戦史博物館「遊就館」の展示のうち、米国から批判が
出ていた第二次世界大戦の米国関係の記述を見直すことを決めた。
10月中に修正文を作成し、年内をめどに展示を変更する。一方、
中国や韓国などアジアの国々から「侵略戦争の認識が欠けており、
アジアの独立を促したと正当化している」などと批判されている
展示については、今のところ見直さない方針だ。
」 (毎日新聞 2006年10月6日 3時00分)

靖国に関しては比較的長く追っていますから、私がここで発言
しないのは、その方が不自然かと・・・(汗

まず、「靖国神社の最高意思決定機関である崇敬者総代会」
この存在を、不勉強なことに私は知りませんでした。
政教分離ということで、政治の側からはなにも言ってはいけない
ことになっている同神社ですが、自身が自身の意思で主体的に
態度を変える分には、なにも問題はないわけです。
これはとても自然なことである反面、正直に言ってなにか新鮮な
驚きも感じましたね。
もちろん、「遊就館」の展示と分祀ではおのずから性質が違い
ますから、いっしょにはできないでしょう。
・・・が、本質的には同じなんだろう、とも思いました。

靖国神社の「遊就館」に象徴されているのは、いわゆる
「靖国史観」なのだろうと思います。
そしていかなる史観も、同時代の政治背景抜きには成立しない
ということなのでしょうね。

アメリカからの要求には譲歩し
「アジアの国々」からの要求は突っぱねる・・・。
右左関係なく、ここに醜さや苛立ちを感じない日本人は少ない
のではないでしょうか。
そしてこの「醜く苛立たしい靖国」こそが、日本の現状を
ある意味では非常に正直に映し出した姿なのだと思います。

靖国神社を批判、あるいは非難することは簡単です。
しかし鏡に映った自己の姿がいくら醜く、不恰好であったと
しても、鏡を非難することにどれほどの意味があるでしょう。

鏡の中で美しい自己に会いたければ、不恰好な本体を
格好良く映すよう鏡に文句を言い、アレコレ弄り回すより
本体自身を引き締まって均整の取れた肉体に改造する方が
ずっと早く、かつ有意義であろうと思います。

 
posted by 水無月 at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) |   ◇靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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