2005年12月03日

耐震強度偽装問題・・・意見・感想編

当エントリは【耐震強度偽装問題・・・資料編】の続きです。



 姉歯氏はなぜ偽装に手を染めたか 

今回の偽装事件で一番に疑問を感じたのはここですね。
この「なぜ」にはいくつもの方向・次元から考察することが必要でしょうが、まずは、姉歯秀次1級建築士、個人のレベルから考えたいと思います。
報道によれば姉歯氏自身は、国土交通省の聴聞に次のように答えたそうです。
「建設コストを下げる設計をするよう指示された」
「鉄筋の量を減らせ。できなければ他に発注すると言われました」
「『安全性に問題が生じる』と答えましたが、『できなければ他の業者に代える』と言われました。生活ができなくなるので受け入れました」
「提出期限が迫り、後で正しい計算書に差し替えるつもりでしたが、審査を通ってしまい、びっくりしました」
「今思えば、あのときやめるべきでした」
(以上【朝日新聞】http://www.asahi.com/special/051118/TKY200511240384.html

これを読むと、まるで姉歯氏自身が被害者であるかのよう・・・です。姉歯氏が自己の罪を軽く見せかけるため、外部からの圧力があったことを強調する気持ちは理解できます。また実際、圧力はあったはずです。が、なにより私が驚いたのは、こうした「個人の立場の弱さ」に共感し同情し擁護する雰囲気が、どうやら広く建築士業界全体、あるいは建築業界全体に蔓延しているらしいことです。
「まず、「“売れるマンション”と“よいマンション”が、必ずしもイコールではない」という現実がある。」
「デベロッパーは「売れるマンション」を造ろうとする。消費者が求めるマンション企画を志向する。それそのものは、資本主義経済社会では当然のことともいえる。」
「となれば、しわ寄せが来るのはどうしても消費者の関心の低い部位。そしてまさにそれが、今回問題になり、かつ建物にとって最も重要である「構造」「耐久性」であり、あるいは「可変性」「メンテナンス性」「管理のしやすさ」なのだ。」
(以上は【耐震強度の偽装問題は偶発的事件か、業界の構造問題か?(3)】http://nikkeibp.jp/sj2005/report/43/03.html

このように建築業界の構造的背景を解説する【さくら事務所】代表兼CEOの長嶋修氏はまた、連続エントリの中でこうも述べています。
「マンション販売の当事者たちは、普段どのような思いで仕事をしているか。言葉を選ばず言えば、自分はある意味被害者であると感じている人が多いのではないか。」
なんの被害者か、長嶋氏はどうやら、社会全体の、と言いたいようです。
「つまり、社会問題とは個人の問題・特定企業の責任ではなく、社会全体の問題・責任として捉えるべきだと、私は言いたいのだ。この問題を、すべての業界人は決して相対化してはならない。こういった事件を起こさないために、できたことはたくさんあったのではないだろうか。」
http://nikkeibp.jp/sj2005/report/43/05.html
そしてこの部分のエントリのタイトルはなんと、「事件の真犯人を特定することに意味はない」!!

念のために申し述べておきますが長嶋氏は「もちろん件の当事者・関係者は悪い」「事実が明らかになるにつれ、責任の所在などについては徐々に絞り込まれてくることだろう」「とにかく早急に責任の所在をはっきりとさせ、各種の適切対応がなされるべきだ」と連続エントリの冒頭で書き、最後は「業界人だけでなく、働き手すべてが「使命」と「誇り」と「志」を取り戻そう!」というタイトルのエントリで締めています。
記事全体の趣旨は、社会全体(?)へ向け、これを他人事と思わずに自覚を持って志を高く持とう、と訴えるあたり・・・にあるのでしょう。

しかしそうであることを考慮しても、正直言って違和感は拭えませんでした。
姉歯氏、そして自身も宅地建物取引主任者の資格を持つ長嶋氏に共通しているのは、これが悪質極まりない(場合によっては間接的な殺人にも匹敵する)反社会的犯罪行為だという自覚の無さと、そこから派生する加害者意識の欠如、ひいては被害者意識ではないでしょうか?


日本社会全体が苛烈な自由競争の中で軋んでいることは確かでしょう。しかし犯罪行為に手を染める人は稀です。
自由競争の中で極限までコスト削減を強いられているのは建築業界だけではありません。すべての製造業・サービス業でまったく同じ条件のはずです。しかし国へ提出する審査書類の偽装、しかも安全構造に手をつけること・・・までしてしまった同業者を、それが犯罪であることを忘れたかのように擁護する業界など、どこにもありません。

同じ建築業界から、この偽装を見破り、再三再四関係者に通報することで最終的に事件を表沙汰にした設計事務所(「アトラス設計」の渡辺朋幸社長)※のような人物が出たことは、私のような非・建築業界の人間にとっては唯一の慰めとも言える事実です。

けれども他方、ネット上を色々探しましたが、私は、建築業界と思しき人の発言で、この業界内部からの告発を評価する発言には、ついに出会うことができませんでした。告発を評価するのは普通の(つまり消費者の立場の)人ばかりです。

建築業界全体のモラルが低い・・・。救いようもなく低すぎる。私はそう思わずにいられませんでした。
建築業界はいったいなにに甘えているのでしょうね? 社会のせい・・・とでも言いたげな発言には呆れるばかりです。思春期の少年犯罪ですら、もはやそんな言い訳は通用しない時代だというのに。

  補注※ 下線部分は2005/12/5に誤記を訂正しました。訂正前は
  「横浜市の設計事務所(どうやら「アトラス設計」の川嶋代表らしいですが)
  となっていました。横浜市の設計会社から検証を頼まれたのが東京渋谷区の
  アトラス設計であり、通報したのも、記者会見をして身元を明らかにしたのも
  渡辺氏である、というのが正しい情報です。
  http://mbs.jp/news/part_news/part_news3173878.html



 モラル以外の構造 

私は前項でまず、姉歯建築士のモラルを問題にしました。究極的には、彼個人の胸ひとつで、この事件は未然に防げたはずからです。姉歯氏が自己の仕事や名前にプライドを持って生きていてくれたら、彼はこのような不名誉な設計はしなかった・・・いやできなかったはず。
偽装を持ちかけられたが拒絶した設計事務所もある・・・という事実も、ついでに記録しておきましょう。
「耐震強度偽造問題で、強度不足が判明した北九州市のホテルの構造計算を請け負った広島市の設計事務所が二十九日、発注した木村建設(熊本県八代市)の関連会社から鉄筋コスト削減を要求されたと明らかにした。要求を断った後、姉歯建築設計事務所の構造計算が採用されたという。」
(【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20051129/eve_____sya_____010.shtml

しかし一方で、【資料編】で明らかにしたように、強度偽装が特定の企業・設計者・施工者・・・に、不自然に偏っている事実も明らかです。
今後の調査で次第に、姉歯氏に強度偽装を持ちかけ、強要したある種の「力」の存在が、明らかにされるでしょう。とすれば、この力が存在した以上、姉歯氏個人が偽装を断っても、別の心弱い建築士が選ばれ、悪事に加担させられる・・・結果に終わっていたかもしれません。

この力・・・とは? 社会のせい、なんて甘っちょろいものでなく、具体的には?
報道などで完全に裏づけが取れているわけではありませんが、ネット上で飛び交っている噂も含め、私が知ったことを、ここに挙げておきます。


総合経営研究所代表取締役所長 内河健所長(73)
「「早く安く」「大変高利回り」というビジネスモデルを作り出し、これまで全国で230以上のホテルを手がけた建築業界の“カリスマコンサルタント”。多くの偽装マンションを手がけた木村建設とも蜜月状態だった。コストを極限まで抑えた「経済設計」の理論的指導者だったが、偽装問題の“黒幕”ともささやかれている。」
(【ZAKZAK】http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005113022.html

この内河氏の「経済設計」理論に、どうやら海外から輸入した特殊な工法が関係していたらしいのですね。これは地震の無い国では有効だが日本では危険・・・だそうで。
そして内河氏のカリスマ性(?)に心酔していたのが木村建設の木村社長。同氏の経営指南で業績が急拡大した経験あり。
おそらく「力」は内河氏 → 木村建設のラインで発動し、その延長線上にヒューザーら建築主や、イーホームズら審査の甘い検査機関、そして姉歯氏という末端加担者がいた(要請された)ように見えますね。今のところ。
木村建設も平成設計も関連しない多くのホテルで姉歯氏の構造設計が採用されたのは、内河氏のコンサルタント業務あってのこと・・・のようです。

恐ろしいのは、内河氏に心酔する建築業者は木村氏だけではなかった・・・らしいこと。
第二第三の木村建設がもし存在するならば、第二第三の姉歯氏がいても不思議ではありません(汗


次に政界方面。

どうやら姉歯氏は創価学会に入信していたようです。
「一家崩壊「姉歯ファミリー」は「創価学会員」だった」(【12月8日発売週刊新潮】http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
またヒューザーの小嶋社長にも、創価ルートがあるようで。
現在の国土交通相である北側一雄氏は公明党所属ですが、地震被害などと比べ、今回の偽装被害では国の被害者支援が前向きすぎるのでは? との憶測があるようですね。国の対策については、別項にまとめたいと思います。

そしてもうひとつ、今回の事件ではすでに自民党の伊藤公介氏(元国土庁長官)、公明党の山口那津男氏(参院議員)の名前も挙がっていますが、ほかにも森派に近い大物自民党議員が関与しているという話をネット上で目にしました。真偽は不明ですが、今後の展開に注目しています。



 欠陥マンションはほかにもあるのでは? 

今回の事件では姉歯氏という個人の犯罪が明るみに出たわけですが、関連する情報を集めるうちに、建築業界内部の人からと思われる、非常に気になる発言・・・に、いくつも出会いました。

まずその@
「昨今の出鱈目建築問題で世の中を震撼させておりんすが、こんな問題なぞ昔からあることでことさら大騒ぎにする悶でもオマへん。」
「結論からすれば素人では自衛は無理です。
我々プロでさえ無理です。
構造計算は数ルートに渡って行われるため、パっと見絶対わかりまへん。
柱が細い、梁が小さいなど結果として報じられるに過ぎない。」
(引用は【神父「毒だみ」】「耐震基準のノウハウについて」より)
前項でも述べましたが、第二第三の姉歯氏がいるのではないかという疑惑。

そしてもうひとつ。そのA
「鉄筋なんていくら入れたところで、今のマンションはどれも海砂つかってるから
塩分で10年ぐらいで全部さびちゃって強度20%ぐらいに落ち込むんだよね。
業界では公然の秘密だけど。ようするにマンションなんて買うやつがバカ。」
(引用は【2ちゃんねる】掲示板より)
手抜き工事が公然と行われているのではないかという疑惑。

これでは、国がいくら地震に備えて耐震基準を強化しても虚しい・・・ばかりです。建築業界のモラルが最低水準だという前提で、対策を講じる必要があるでしょう。


私はさらに、阪神大震災の教訓は本当に生かされたのか、という問題を挙げておきます。あの地震では多くの建物が倒壊しましたが、それらのすべてが建築基準を守っていたのでしょうか?


 ◇建築基準を守って正規に建てられた建造物が倒壊する
  → 震度確定の証拠となる

 ◇建築基準を守らず建てられた不正建造物が倒壊する
 (→ 倒壊によって不正の証拠が隠滅される)



両者は本来、まったく別の出来事のはずですが、大地震の混乱の中で、いっしょにされてしまってなかったでしょうか? 不正なことをした業者が、地震によって証拠隠滅できたとばかりホッと胸を撫で下ろすようではあまりに救われません。
今後地震が起きた場合には、建物の損壊程度と震度との関係を綿密に調査する、そうした機関なり制度なりが必要です。

そしてもちろん、不正な工事が行われていたと判明した場合には、住民が建設会社・設計者等に損害賠償を請求できるようにしなければなりません。そうしない限り、建築業界のモラルは向上しないでしょう。



 国はなにをすべきか 

1級建築士が、そうと知りながら強度偽装をした今回の事件。喩えるなら、医師免許を持つ医師が、故意に治療を怠った・・・ようなインパクトがあります。

国(一部自治体)の対策は今のところ以下のように動いているようです。


 ◇被害者保護・・・
   被害住民の移転費用、公的住宅の家賃、解体費用の援助など

 ◇国民不安沈静化・・・
   相談窓口を設置、住民の希望するマンションの耐震検査

 ◇再発防止・・・
   検査機関の実態調査と建築基準法改正による罰則厳格化

 ◇今後の被害対策・・・業界負担の保険創設

 ◇刑事告発



前項の通り、私はこれらに「地震後の処理」が付け加わることを希望していますが、それを除けば、国(自治体)の動きはおおむね妥当なのではないかと思っています。

私がひとつだけ気にしているのは、国民の間に不公平感が出ないようにして欲しい・・・ということですね。
偽装マンションを買わされてしまった善意の住人の方々が気の毒なのは言うまでもありませんが、一方には、すでに起きた地震で実際に家屋が倒壊した、あるいはマンションが全半壊した、という方々もいます。
実際に地震で被害を受けてしまった方への援助・保護策とのバランスは重要な観点だと思います。



 偽装事件と小さな政府 

最後に、今回の偽装事件と政治批判とを結びつける動き・・・について、述べておきます。

まず、中立であるべき検査機関に関連業者が出資している事実。
「 本紙が調査したのは、国指定の民間検査機関(四十九機関)のうち、株式会社の四十社。判明しただけで十一社が建設・住宅関連企業の出資を受けていました。」
(【赤旗】調べ 画像引用も http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-25/2005112501_01_2.html
kensakikan.jpg

検査機関に関連企業が関係を持つべきではない・・・。その【赤旗】の主張には、私も同感です。
反面、表を見ればわかるように、今回最も検査見逃しの多かったイーホームズは、ここには載っていない・・・のです。出資企業の関係する審査には甘くなるのではないか、という疑惑が出るのは当然ですが、今回の偽装事件に関しては、当てはまりません。
偽装が検査機関の検査をすり抜けてしまった最大の原因は、主に「検査機関の怠慢」「偽装の巧妙さ」の二点に絞られると思います。
中立性が担保されている地方自治体の検査機関でも不正を見抜けなかった・・・事実も、同じことを示唆しています。
従って対策としては、検査機関へのチェック機能を強化する、構造設計プログラムを(偽装できないよう)見直す、などの面から考えるべきでしょう。

そしてもうひとつ、今回最も(今現在判明している限りでは)多くの偽装を見過ごしたイーホームズですが、国土交通省へ一番に報告したのもイーホームズだった、という事実を、私は軽視すべきでないと思います。
同じように横浜の設計会社から指摘を受けた日本ERIは、まるで揉み消しに走るかのような態度を見せたようです(報道によれば)。それに比べれば、過去にポカをしていたとはいえ、自らの誤りに気づいたあとの同社の行為は正当に評価されて良いのではないでしょうか。

私はこのイーホームズの態度にこそ、自社の存続を図ろうと涙ぐましく努力する、あるべき(健全な)資本主義経済の匂いを嗅ぎました。早々と倒産を決めた木村建設、政治家を介して公的資金注入を計ろうとするヒューザーと比べてみてください。
建築業界全体のモラルが低下している・・・と私は思っています。そしてその裏には、長らく公共事業主体でやってきた業界そのものの体質が隠されているのではないかと疑っています。
そうした建築業界の体質を改善し、健全な自浄能力の発露を促すには、この際、とことんまで競争にさらすほかないように思えてきました。

官から民へ・・・の「小さな政府」の理念が、今回の偽装事件の背景にある、と分析する立場もあるようです。その代表が【赤旗】でしょう。
しかし公の建築検査でも偽装は見抜けなかった・・・。それは事実です。
見抜けなかったのは人手不足が原因だから、もっと公務員の数を増やせばいい、という考え方もあるでしょう。けれどもそうして長い間公に権限を与えた続けた結果の官民癒着・・・の数々の実例に、私はもう辟易しています。
一方で、設計書偽装や手抜き工事は民営化以前から連綿としてあった、という疑惑もあります。昔からあった不正を、民営化された独立系の検査機関がはじめて世に訴えた、そう評価することもできるのではないでしょうか。

今回の事件をもって「官から民へ」の弊害である、とする意見には、私は賛同しません。
むしろ逆であろうと思っています。

posted by 水無月 at 11:44| Comment(9) | TrackBack(1) |   ◇耐震強度偽装問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いや〜実に力の入った正論、感服しました。お疲れさまです。
こういう綿密で冷静な視点が、最近の新聞には欠けているように思いますね〜。やたらセンセーショナルにあおるだけで。世論を操作しようとしてないか? それよりちゃんと根っこを押さえろよ、正義感、使命感はどこに行った! って思ってます。
頑張って下さい。あなたにどこからも圧力がかかりませんように。
Posted by dashi at 2005年12月03日 23:20
こっちでこんばんは
生コンの海砂の件ですが、確かに現在の一般的な生コンの材料(細骨材)にはほとんど海砂が使われていますが、塩分総量規制ってのがあってコンクリート中の鉄筋が錆びないようになっていますよ。ほとんどの生コンプラントはJIS登録してるので規制を守っているはずだし、建築現場での生コン打設時でもカンタブってやつで生コン中の塩分量を測定しています。

洗っていない(塩分量を減らしていない)砂を使うのと海砂をそのまま使うのでどれだけコスト削減になるのかは知りませんが、書類偽造から何からやってまで海砂使う生コンプラントを探すのは大変だと思いますよ。

と元現場監督(半年間限定の設計部研修時だけど)のねこ飼は思うのであった。
Posted by ねこ飼 at 2005年12月04日 04:40
書き忘れました。
(洗っていない)海砂を使った生コンを使った建物は昭和40年代ぐらいの建物で多いと思いますが、築10年で鉄筋が錆びて強度が20%低下するって話ですが、どこの誰が言ったのでしょうか?

コンクリート中に塩分が含まれても著しい鉄筋が錆びたものは知りません。鉄筋が錆びる条件に空気に接しないと錆が進行しないとか、コンクリートはアルカリ性だから中性化が進まない限り鉄筋が錆びることはないと言う話があります。

つまり、ひび割れが多い建物なら鉄筋に錆が生じるかも知れませんが、コンクリートが密実であったり、モルタルやタイル仕上があって保護されている場合などは「塩分量が多い=鉄筋が錆びている」とはなりません。

実際、日本建築学会のコンクリート工事仕様(JASS5)には生コンの塩分総量規制は0.3kg/m3となっていますが、既存建物(耐震診断のため昭和56年以前建設)のコンクリート調査で2.0kg/m3以上の建物はありますがほとんど錆など無い状態です。

それでも昭和50年代に問題になって塩分総量規制されたと。
Posted by ねこ飼 at 2005年12月04日 05:00
dashiさん、こんにちは♪
コメントありがとうございます。
正直言ってこのエントリには何時間もかかってますから
(仕事は? 汗)それだけに、嬉しいお言葉です。ありがとう。

>あなたにどこからも圧力がかかりませんように

私ごときに圧力がかかるようでは日本は救われませんが
もしかかったら・・・と考えると怖いですね(汗
ただ、ネット上で私の住所氏名を知る人は一人もいないはずですし
私も個人情報は一切漏らしていないつもりですから
リアルに生命が脅かされることはないと思うのですが・・・。
Posted by 水無月 at 2005年12月04日 08:19
ねこ飼さん、こんにちは♪
ねこ飼さんが読んでくれていたとは嬉しい限りです。
コメント感謝です!

頂いたコメントの内容・・・も、重要な情報ですね。
まず、記事中で引用したのは、かの「2○ゃん」で拾った発言です。
今、探したのですが、URLはもうわかんなくなってました。すみません。
匿名が基本の場所での発言ですから、あまり信用できない
ということは私も承知しています。
(逆に信用性に欠けるという点では同じと思ってURLを取っておかなかった)
ただ、そういう発言が匿名という場所で出る・・・こと自体
私には見過ごせなかったということですね。

そして、そうした引用に対してねこ飼さんがこのように反応して
くださったのは、私にとっては非常に嬉しいことです。
建築業界にも良心的に仕事をしている人はいる、というひとつの証拠と
受け取れましたから。

まず、海砂を使用していても基準が守られていれば塩分濃度は
心配しなくて良いはず、ということですね?
そしてコスト削減の面から言えば、洗わない海砂を使用する
メリットは少ないはずだ・・・と。
また、塩分濃度と錆びの因果関係自体も疑わしいということ。
すべて私の知らない話でした。ご教示感謝します。

ただ、この記事全体の趣旨からいえば
「現場で基準は守られているか?」が重要なのですよね。海砂は一例です。
現場を知らず知識もない私ですから、適切でない例をわざわざ引用して
しまった、そしてそれを今回指摘していただいたということですが
では、ねこ飼さんは、多くの建築現場で、さまざまな建築基準は
良心的に守られている、とお考えですか?

記事には引用しませんでしたが、同じ匿名掲示板で、私は
「シャブコン」という言葉も見ました。
これは水分が多くて工事には楽だが耐久性は正規のものより劣るのだそうです。
このシャブコンも一例に過ぎませんが、そうした手抜き工事が
私の想像より遥かに多く行われているのではないか、という恐怖を覚えました。
ねこ飼さんの感覚では、この「手抜き工事」はどの程度広がっていると
お思いですか? ごく一部の悪質な業者がやっていることなのか
それとも、かなり広範囲に行われているかもしれない・・・のか。
それが一番、素人が知りたいことなのだと思います。
Posted by 水無月 at 2005年12月04日 08:47
なんだか批判したような書き方になってしまったかな。ごめんなさい。

私的には海砂が入っていたとしても、10年程度で危険な状態になるワケではないですよと言いたかっただけです。

と、ボクが書いた海砂を洗ったりせずに生コンの材料に使うのに書類の偽造などをしてコストが安くなるのかどうかもよく分かりません。組織的に偽造できれば安くなるでしょうけど。ボクは聞いたことはありません。

それと、今回また建設業界について国民に不信感を抱かせたのはとても残念です。手抜き工事は昔から言われることですが、故意に手抜きする施工者は幾らかいるのでしょうけど、ボクの知っている限りは知りません。どちらかと言うと愚直に近い人ばかりです。

どんな業界(医師、会計士、警察など)でも不正や偽造に手を染める人はいるでしょう。扱う金額が大きい建設業界は政治家、暴力団などとも持ちつ持たれつの関係の人の割合も多いでしょう。
と言うことで個人的な感想としては、他の業界よりも不正は多いだろうとは思います。しかし、私が関わった建設業界の人は仕事に関しては愚直に働いている人が多数だと思います(金のことは別にして)。

まっ、建設業界は関係者でも知らないことが多いってことです。もしかしたら、私が知らないところで色んなことが起きているかも知れません。

では、また。
Posted by ねこ飼 at 2005年12月05日 06:08

ねこ飼さん、おはようございます。

批判というより、今回いただいたお返事(の前半部分)もあわせ
私の記述の足りなかった部分を補っていただいたと感じています。
でももちろん批判も大歓迎ですよ(笑

少なくともねこ飼さんの周囲では、不正や手抜きはないのですね。
それは良かったです。私もホッと安堵する思いです。
(ねこ飼さんからまで、そんなことはよくあることだと
 言われたら、私は人間不信になってしまいそうで 汗)

金に関する不正も確かに悪いことには違いないですが
(まあ金額にもよるでしょうけど)、技術に関する不正は
それとはまた違った重みがあると思うのですよね。
医者が納入業者から金銭を受け取っていた、のと
患者を前にして故意に最善の治療をしなかった、のでは
やはり罪の重みというか、信頼を裏切る度合いが違うように思います。
今回の事件は後者にまで踏み込む不正であり裏切りであった
だからインパクトも大きいのだと思います。
Posted by 水無月 at 2005年12月05日 09:25
姉歯をみんなであんなに叩くけど、あの年は鉄筋が通常の3倍近くまで跳ね上がってたんだぜ。絶対安くマンションを売ってた業者はやってるよ。俺が実際工事した現場でも初めの構造図と(見積もり段階)施工段階の構造図が全然違ってたなんて何回かあったしな。俺達からしてみたら、鉄筋が太くて沢山入ったほうがお金になるのに、やっぱり、鉄筋が安い時は何だかいっぱい鉄筋が入ってるし、鉄筋が高い時は少ないな。あとマンションを買う側にも問題があるんじゃないの。なんだって通常よりも安いってモノはそれなりなんだよ。それに、耐震偽装が発覚したからといって、あれだけ鉄筋入ってればよほどコンクリートの精度が悪くない限りぶっ倒れないよ。それよりバブルの時に建てたマンションのほうがよっぽど危ないな。あの頃は検査なんて無いようなもんだったしな。今は手抜きは出来ないからねうるさくて。だからバブルの時に高いお金出して、散々手抜き工事されたマンションを何も知らずに買った人からみればまだ幸せだよ。ホントにいいマンションに住みたいなら、マンション専門でやってるとこより、土木とか公共とかたくさんやってるとこのほうが安全だな。今のマンションは俺の考えだけど、投資とか金持ちの為につくられてんだよ。姉歯のマンション買って騒いでる人のなかにもそういう人間必ず居ると思うよ。せっかく安く買って儲けようと思ったのにね。金の事になると、目の色変わるよね。物件法とかみれば良くわかるけど、危険負担の債権者主義だから、仕方ないよ。これはチクったやつが一番悪いな。大体チョンボしてるとこは、黙ってても潰れるからな。最近俺が聞くところでヤバいのは、松井建設、長谷工、新日本建設、安藤組名前の知られてる中ではこんなもんかな。特に松井と長谷工はヤバいってさ
Posted by 関係者 at 2006年12月29日 02:32
姉歯をみんなであんなに叩くけど、あの年は鉄筋が通常の3倍近くまで跳ね上がってたんだぜ。絶対安くマンションを売ってた業者はやってるよ。俺が実際工事した現場でも初めの構造図と(見積もり段階)施工段階の構造図が全然違ってたなんて何回かあったしな。俺達からしてみたら、鉄筋が太くて沢山入ったほうがお金になるのに、やっぱり、鉄筋が安い時は何だかいっぱい鉄筋が入ってるし、鉄筋が高い時は少ないな。あとマンションを買う側にも問題があるんじゃないの。なんだって通常よりも安いってモノはそれなりなんだよ。それに、耐震偽装が発覚したからといって、あれだけ鉄筋入ってればよほどコンクリートの精度が悪くない限りぶっ倒れないよ。それよりバブルの時に建てたマンションのほうがよっぽど危ないな。あの頃は検査なんて無いようなもんだったしな。今は手抜きは出来ないからねうるさくて。だからバブルの時に高いお金出して、散々手抜き工事されたマンションを何も知らずに買った人からみればまだ幸せだよ。ホントにいいマンションに住みたいなら、マンション専門でやってるとこより、土木とか公共とかたくさんやってるとこのほうが安全だな。今のマンションは俺の考えだけど、投資とか
Posted by 関係者 at 2006年12月29日 02:33
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Weblog: 荻島耐震偽装問題
Tracked: 2008-05-29 00:32
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