2005年12月04日

立花隆氏という人

【女性・女系天皇容認で論議呼ぶY染色体論とミトコンドリア(5)】
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051130_tennou/index4.html

立花隆氏の書かれたものですが、あまりの内容にひとこと
私もこの場で記述しておこうと思います。

つまり神武天皇がたった二人の子孫だけを残し、その後の世代も各代二人の子孫しか残さなかったとしても、神武天皇の子孫は今、2の100乗人いるということである。2の100乗というのが、どれほどの数になるか、ちょっと想像がつかないだろうから、わかりやすい簡易計算をしてみる。

2、4、8、16・・・の数列さらに引きのばしていくと、32、64、128、256、512、1024になる。これをいいかえると、2の10乗が1024になるということで、これを約1000ということにしてしまうと、2の10乗=10の3乗ということになり、これを使うと、2の100乗が簡単に計算できる。2の100乗=(2の10乗)の10乗=(10の3乗)の10乗=10の30乗だから、1にゼロを30個つけたのと同じ数字ということである。ゼロが12個だと兆だから、1兆の1兆倍のさらに100万倍ということである。これは日本の総人口(1億人とする)の1兆倍の100億倍というとんでもない数字になる。

子孫の半分は女性だろうからそれを半分にする、子孫同士の結婚によるダブリを差し引くなどの、いろんな条件をつけての割り算、引き算をたくさんしていったとしても、神武天皇のY染色体を受け継ぐ人々が、今の日本にゴロゴロいるはずという意味がわかるだろう。


Y染色体は父から息子へのみ、伝わるのです。
間に女性がひとりでも入っていたら伝わらない・・・。
神武天皇の子孫がゴロゴロしているのは事実かもしれませんが
祖父−父−息子−男の孫−・・・という具合に
ただ一度の例外もなく男系で来た子孫・・・というのは
上の仮定で考えるなら、一人しかいないはずです。

同様に

天皇家の祖先そのものである天照大神のミトコンドリアを受け継ぐ天皇家の女性たちこそ、天皇の台座に登るいちばんの資格者だという議論が行われてもおかしくない

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051130_tennou/index5.html

アマテラスのミトコンドリアは
その女系子孫にしか伝わらないのです。
今現在、天皇家の血を引く女性が何人、何億人いようと
ずっと女系であった人は、Y染色体と同様
仮定に従えばたったひとりしかいない・・・はず。
それも、家系図などからそれを証明できる人はおそらく
現代日本には、ひとりもいないものと思います。

どうもこの方・・・ミトコンドリア・イブ仮説の意味も仕組みも
全然理解しないまま書いてますね。
関連図書など、一冊でも読んでるのかな・・・?(謎
理解していれば、父方母方取り混ぜて伝わった子孫を
半分に割る・・・なんて乱暴な発想が出てくるはずもない。


皇位継承問題に関して女系・女性天皇容認の論陣を張るのは
男系維持を支持するのと同様、それぞれの自由であり
結構なことだと思いますが、間違った知識を振りかざすのは
見てる方が恥ずかしいです。

まして立花氏・・・脳死などに関する著作もあり
『東大生はバカになったか』などの著作もある方・・・。

私のように無名の人間ですら、ネットで発言する際には
事実と違ったことを書いてやしないかと緊張し、あれこれ
調べるというのに・・・ね。こんなものなの?(苦笑
ネームバリューのある方・・・なら、なおさら
もっとちゃんと勉強してからものを言いましょうよ・・・。

※補記 Y染色体については【皇位継承・・・Y染色体の世代間連続性について】をごらんください。
posted by 水無月 at 01:57| Comment(14) | TrackBack(3) |   ◇皇位継承問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まったく、一世を風靡した巨人も、そのままの勢いでずっと突っ走るということは、残念ながらあまりないようですね。
名前だけで食べていけるようになると、世の中をなめてしまうのかなあ、、、なんて思います。
ハングリー精神を失うと、いい仕事は出来なくなるのかもしれませんね。

人気作家が盗作で訴えられることもあるし、「これじゃ下読みで落ちるでしょ、普通!」って言いたくなる駄作を連発したり、「これってポルノ?」ってなシロモノが大きな新聞に連載されたり。
昔は好きだった久田恵さんのルポも、延々愚痴を聞かされてるみたいで投げ出してしまった。
毛沢東も長生きしすぎた。

立花隆さん。まだ晩節を穢す、って年ではないでしょうが、かつての仕事から考えると哀しくなりますね。いい秘書がいなくなったんでしょうか?
Posted by dashi at 2005年12月07日 21:02


dashiさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

>いい秘書がいなくなったんでしょうか?

これは皮肉としても実に鋭いですね(笑)。思わず笑ってしまいました。

一般論ですが、ハングリー精神やチャレンジ精神というものは
どんな分野でも大切なのだと思います。
無名の人間が、なんとかして世に出たいと思い
原稿を抱えて出版社を回る、あるいは研究者が論文を投稿する・・・と
いうような場合には、当然何度も見直すでしょうし
少しの過ちや欠陥も許すまい、と必死になるものだと思います。
その点、功成り名を遂げたあとで、先方から依頼があっての作品は
どうしても甘くなりがちで・・・。

そういう意味では立花氏も平凡であったということでしょうか。
残念なことです。
Posted by 水無月 at 2005年12月09日 07:51
別のところで書いたように、天皇制そのものを維持させた根拠はこの千年 最近の分子生物学の知見などとは別の理由だったのであり、Y染色体云々をもちだすのは、その文化や伝統への離反じゃないでしょうか。天皇は茶道や華道と同じく完全に文化事象であり、物理事象とは関係ありません、と理解した方がはるかに、耐久性のある天皇制度というものができる、とおもいます。つまり、領土がなくても 幻想なる国家を維持したユダヤとおなじようなものです。同じ理由で国家などナンセンス、ともいえる。わたしは天皇制に反対しているが、かりに賛成派に転じたとしてもこのようなばかげた理由で天皇制維持の根拠にはしない。血が途絶えたら(種がない)、天皇制が維持できない、というものなど、元々無くてかまわない代物です。
Posted by yam at 2006年02月09日 11:17
 
yamさん、こんばんは♪

お説ごもっともですが、立花氏はともかく、私を含めた男系維持者の多くは、その根本理由をY染色体に求めているわけではないと思いますよ。ただ、男系という概念が未だに広く浸透していないために、Y染色体という、まさに男系でのみ受け継がれる格好のDNAがあるので、その概念を便利に使っているだけだと思います。
元来は男系の概念を説明するための手段に過ぎないはずのY染色体が、あたかも目的そのもののように受け取られてしまうのは、男系維持派の説明不足・・・あるいは戦略ミスでしょうね。その点は謙虚に反省すべきだと思います。
Posted by 水無月 at 2006年02月10日 01:24
いえ、そんなに逃げなくて結構です。
溺れる者は藁をもつかむ。
溺れる天皇制は、y染色体を、つかむ。
今後、天皇家は、すべからく、人工授精によって子孫を儲ける、というのは科学的天皇制、として賞賛されるでしょう。。(韓国含め)。
いずれにせよ、わたしの死後のハナシ故、もうわたしには関係ありません。。。
Posted by yam at 2006年02月10日 02:07
 
yamさん、こんばんは♪

掴んだら壊れちゃいそうですね。Y染色体・・・。
はっきり言えば、科学の力を借りることも私は否定しませんよ(笑
ただ、隣家の子供がどのように誕生したか、また、その父と母が本当に遺伝的父母と同一か? を調べようとは思わないのと同じで、天皇家の人々の誕生の詳細も、知りたいとは思わないですけどね。
Posted by 水無月 at 2006年02月10日 03:19
かなり、揺れておいでですね。。

ヤマトの国にある古墳群をご開帳、のうえ、。。y染色体の連続性が明らかになったならば、
「y染色体にみる万世一系の証明」
 science誌もしくはnature誌に掲載される、かも。
 
ひょっとして、yamさんのyと一致したら、どうしようか。。

たとえば、桓武天皇がばらまいたy染色体、そのわんさかいる悪たれ息子ら、がばらまいたy染色体、その息子らが。。

と考えれば、いまの天皇家と同一のy染色体はウン百万、うん千万人が保有している、ってことはないっすか?ありがたみ、もないね。

Posted by yam at 2006年02月10日 04:14
 
yamさん、こんばんは♪

え〜と、「万世一系」は証明する必要はありません(笑
Y染色体自体には価値はない、真に保護する価値があるのは伝統や文化の重みだ、と述べた通りです。
今の天皇家の男子と同一のY染色体がどれだけ存在しようとも、その系図が代々保管され、しかるべき多数の人々によって歴代ゆるぎなく保証されてきている、という歴史がなければ意味を持たないです。
ちなみに、天皇家のY染色体は、それが数少ないから貴重なのではないですよ? 宮家(由緒と歴史を保証されてる)の中で数少ないことが、問題なのです。
Posted by 水無月 at 2006年02月10日 06:01
> ちなみに、天皇家のY染色体は、それが数少ないから貴重なのではないですよ? 宮家(由緒と歴史を保証されてる)の中で数少ないことが、問題なのです。

ならば、y染色体のはなしなどを、持ち出すのは全く理解できないですね。逆効果、としかおもえませんが。柳田さんのいうとおり。オカルト寛平になっちまいますよ。天皇制維持派に塩を送っているのですが。
(でも、柳田さんが、最近の懐妊騒ぎにまんまと乗っかっているのは、これまがビックラコでした)。
Posted by yam at 2006年02月10日 10:18
 
yamさん、こんにちは。
またコメントラッシュに気づいてしまいました(笑
私はyamさんに限らず、どなたをも敵とは思っていません。
Posted by 水無月 at 2006年02月10日 11:55
麻生がうれしさをかみころしたように(口はひん曲がったままだけど。矯正できない?)ご懐妊されようと、されまいと、冷静に議論をする、ということです、とコメントしておりました。

杉浦ホーム大臣が、秋のお喜びを待ってあらためて改正議論をすればいい。。って、危機意識まったくない、っていって、いいのかしら。

♂か♀かはもう、知ってらっさるんでしょ?

わたしは、水無月さん含め、どなたも、わが師とおもっています。
Posted by yam at 2006年02月10日 12:04
 
yamさん、こんにちは。

紀子さまご懐妊と皇室典範については、私の意見としてBLOG記事を書かなければいけないと、これまでの経緯から必要性は認識していますが、まだそこまでは手が回っていないのです。

私や当BLOGをどのように認識なさるかはyamさんのご自由になさって頂いて結構ですが(もちろん私は師の器ではありませんけど 汗)、コメント欄は掲示板とは違う、ということは、どうかご理解ください。
Posted by 水無月 at 2006年02月10日 12:50
古事記も日本書紀も読んでない人間なのでよくわからないですが、神武天皇の次男の次男の次男の・・・と続いた家系があった場合、その子孫は、神武天皇のY染色体を受け継いでいるということですか?
Posted by つよぽん at 2006年02月22日 00:24
 
つよぽんさん、こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

ご質問の件。神武天皇が実在したと仮定した場合ですが
仰る通りです。次男の次男の次男の・・・でも当然、Y染色体は
受け継がれています。三男でも四男でも同じです。
Posted by 水無月 at 2006年02月22日 23:58
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