2006年03月11日

非・姉歯物件がいっぱい

非・姉歯物件をまとめてみました。
(姉歯物件はこちら → 【姉歯偽装物件時系列一覧】 3/9現在)

(以下のすべてが耐震偽装物件というわけではありませんので ご注意ください)

@ サムシングルート(サムシング活鼡煙囃z士事務所の関与した物件)

 ・木村建設が施工したことから発見された。
 ・福岡県福岡市で三件の強度偽装が国交省により確認済。
(仲盛昭二所長=一級建築士は「書類上のミスで偽装ではない」と反論)
 ・サムシングは2002年に倒産。最盛時50人の建築士を抱え
 計12000棟の設計に関わったとされるが、関係書類は散逸し
 構造再計算が不可能な物件も多い。

 →11日、三件のうち二件が別の計算方法では強度を満たすことが判明。
  http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06031104.htm


A 田中ルート(田中テル也構造計画研究所の関与した物件)

 ・木村建設が施工したことから発見された。
 ・物件名:セントレジアス鶴見/建築主:ヒューザー/
 設計者:下河辺建築設計事務所/建築確認:日本ERI/Qu/Qun:0.64
 ・横浜市で一件が「偽装はないが構造計算の誤りと考えられる原因により
 建築基準法の求める耐震基準を満たしていない物件」と国交省で確認済。
 (【建築よろず相談】ではこの見解に疑問を呈している)

 ・田中瑛也氏は日本建築構造技術者協会(JSCA)の会員
 (http://www.jsca.or.jp/vol2/11as_eng/list2005/05tokyo.html


B 熊本県ルート(非姉歯で複数の設計事務所が関与した物件)

 ・木村建設が施工していたところから発見された。
 ・2月8日、熊本県が強度不足の物件として6件を発表。調査で耐震強度を
 満たしていないと判明したのに国への報告を遅らせたことが問題となる。
  →10日、関係する建築士9名全員が偽装を否定。
     中山構造研究所(中山明英一級建築士)は県の計算方法に
     問題がある(=県のレベルが低い)ことを指摘して反論。

  →13日、熊本県が新たに16件を発表。強度不足が疑われる物件は
     計22件となり再度熊本県が検証をすることに。
  →14日、国交省は、22件のうち中山構造研究所設計の7件につき
    「高度な知見を要する」との理由で、国交省が検証することを発表。
  →当エントリ記述時点で、強度不足物件はなし。
     1件は強度が十分であることが確認された。
  →5月24日熊本市の発表により、国側に検証を委託していた6件の
   安全性が確認された。(5月31日追記 末尾の※補注1もご覧下さい)



C 札幌ルート(浅沼良一二級建築士が関与したもの)

 ・札幌市内のマンション建築主が、自社物件の検証を行ったところ
 構造計算書に疑義が生じたため発覚。
 ・浅沼建築士は北海道内で112棟の構造計算に関与、うち33件で
 偽装を認め、5件について札幌市が偽装を確認済。

 ・二級建築士では手掛けられない複雑な物件の計算を行っており
 建築士法違反(無資格業務)の可能性もある。
 ・浅沼建築士は第三者の関与を否定し、耐震強度には自信があると釈明。
 「個人的な解釈で、保有水平耐力の基準そのものに疑問があった」
 「耐震壁を多く採用して建築した物件は耐震性に問題がないと信じてい
 る
。過ちは過ちかもしれないが、考えを理解してほしい

 http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe5500/news/20060307i216.htm


D その他 非姉歯かつ非木村物件での強度偽装・強度不足は
 今のところ報告されていない。
 (非姉歯で木村建設・ヒューザー・平成設計・総合経営研究所の
  関与が確認された物件総数584件のうち、調査済は417件。71%)



上記をまとめるにあたっては国交省公表資料と、日本語配信ニュースを参考にしました。

なお、上記はこれまで報道がされたものの中から、非・姉歯物件をまとめたものです。
特にBの熊本ルートでは、偽装に関しても強度不足に関しても、まだ確定したものは一例もない、ということを強調しておきます。国交省が中山構造研究所の主張を認めたことからも、おそらく(少なくとも中山構造研究所では)偽装などの不法行為はなく、むしろ県を上回る高レベルな設計を行っていたのではないかと推測できます。けれども、もしそうであるならば、そうした高レベルな(国の発言によれば「高度な知見を要する」)設計を現場が行っており、それを、検査する側の自治体が理解できていない、という事態そのものに問題があると考えたため、あえて記載しています。(3月11日 10:30補記)


◇       ◇       ◇



以下は私の雑感ですが、まさに泥沼・・・の様相を呈してきていますね。
耐震強度偽装問題の背景にあるのは、どうやら経済設計思想だけではないようです。

とりあえず、構造計算が非常に複雑であること(「高度な知見を要する」)、したがって自治体や民間検査機関では偽装がもし行われていた場合、それを見抜くことなどはじめから不可能であった、ということはわかりました。そもそも建築確認制度自体が、偽装やミスを想定していなかったのでしょう。誤りがあるかも? という前提でそれを「検査」することが目的なのではなく、「建築確認を下ろす」こと自体を目的としていた・・・のでしょうね。

しかし残念ながら、構造設計に関わる一部の建築士たちは、そうした前提にまったく馴染まない存在でした。
JSCAの会員がミスをしていたり(田中設計士の場合)、そもそも資格のない二級建築士が下請けとして設計していた(浅沼設計士の場合)なんて、一般の人には想像もつかない事態です。それが想像できるのは、おそらく業界内部にいた人達だけ・・・でしょう。そうした業界内部の人達の中にも良心的な人は大勢いたに違いないですが、事件前に彼らの声が外へ漏れてくることはありませんでした。実に残念なことです。

そうした中で、建築士の皆さんが運営しているらしい【建築よろず相談】のような存在はとても頼もしいです。
http://www.shou.co.jp/yorozu/naibu/frame-heya.htm
この中では、JSCA所属の田中テル也構造計画研究所設計「セントレジアス鶴見」の問題点を、鋭く指摘しています。私のような素人は報道で「田中研究所と日本ERIとの二重のミス」
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200602170339.html
などと説明されれば、そういうものかと思うしかありません。けれども業界事情に詳しい建築士らが「おかしい」と指摘しているのであれば、やはりおかしいのでは? と思えてきます。
逆に言えば、設計士のような人達が積極的に問題点を指摘してくれなければ、一般の人間は疑うことさえできない、という現実があります。専門家の皆さんの誠実で真摯な発言・・・なによりも良心・・・に、期待するばかりです。


専門的といえば「許容応力度等計算」と「限界耐力計算」、二つの計算方法で結果が大きく異なる問題については、国交省がどうやら取り組むようです。
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200603090451.html
JSCA(日本建築構造技術者協会)も意見を出してますね。
http://www.jsca.or.jp/vol2/23news_release/2005False/jsca200511.html

このJSCAはまた、一連の耐震強度偽装問題に関しても活発に発言しています。
http://www.jsca.or.jp/vol2/13sp_issue/200601/index.html
http://www.jsca.or.jp/vol2/23news_release/2005False/jsca200511.html
この中で構造設計士の資格新設や待遇改善などにも触れられていることは、JSCAが業界団体であることを考えれば当然とも言えるわけですが、それが本当に事態の打開のために必要なことなら、一般からも理解が得られるものと思います。
そして個人的に興味深かったのは

  ・ 大臣認定プログラム制度は廃止すべきである
  ・ 建築確認時の再計算は意味がない
   =基本的な数値の整合性の確認や略算的な方法で十分

http://www.jsca.or.jp/vol2/23news_release/2005False/jsca20050214-1.pdf
という主張や

  ・ ピアチェックは現実的か

http://www.jsca.or.jp/vol2/13sp_issue/200601/sp_issue0601-2.html
という問題提起でした。
これは重要な指摘だと思います。絵に描いた餅にならないか・・・という意味で。これについては近いうちに別エントリを起こそうと思います。なにしろ長くなりすぎたので(汗

とりあえず、非姉歯物件がぞろぞろ出てきた現状・・・を、ここに記述しておきます。



※補注1(2006年5月31日)
2006年5月25日報道の毎日新聞資料より。
【耐震計算偽造:中山建築士「関係機関は謝罪すべき」 手がけた物件耐震性確認 /熊本】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2003032/detail

 「国側に検証を委託していた6件ともに強度は確認されました」

 熊本市は24日、木村建設(八代市、破産手続き中)が関与し、当初「強度0・43」とされたマンションを含む同市内の6物件が耐震基準を満たしていると発表。それに対し、対象物件を設計した中山構造研究所代表の中山明英・一級建築士(53)は「当然の結果」と憤りをあらわにした。

 市は当初、6物件の耐震強度偽造の有無を確認するため、県建築士事務所協会に構造再計算を依頼。同協会で「偽造なし」と判断された時点で強度は「0・43」など耐震基準を大幅に下回る数値もあった。当時から、市は精査を予定していたが、県が2月に数値と物件名を公表。中山建築士は「発表は間違い」と県や事務所協会に激しく抗議した経過もある。

 中山建築士は市の発表後に会見。最初に再計算をした協会の建築士が匿名とされたことに対して不満をあらわにし「『0・5以下』は、強制退去という社会的影響のある数字。なのに匿名で発表するのは無責任」と声を荒らげた。「不安を与えた施主と入居者に、誠意を持って謝罪すべきだ」とも訴えており、今後同協会や暫定値を発表した県に謝罪を求めるという。

 会見後、市建築指導課職員は中山建築士に日本建築防災協会の調査結果を手渡した。中山建築士は「防災協会は私の考え方を理解してくれた。精査途中の数値が公表されたことなどが混乱の原因だ」などと指摘した。


※関連エントリ・・・【耐震強度偽装問題カテゴリー

posted by 水無月 at 08:04| Comment(17) | TrackBack(5) |   ◇耐震強度偽装問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 水無月さん、こんにちは。
 私は、耐震強度偽装問題を根本的に解決しようとするならば、「建築よろず相談」のメンバー2〜3人を、国土交通省の住宅局の外部監査役とする人事制度を発令すべきだと思っています。
 
Posted by スパイラルドラゴン at 2006年03月11日 08:53
水無月さん、今晩は。

早速、我が「イワイワ」でも、ここの記事を
新しいエントリーで活用させていただきました。
だからここでは上記事については、直接コメントはしません、お許しを・・。

非姉歯物件がぞろぞろ出る中、不動産業界(特に大手)がどう反応するか、
「他山の石」という名の「他人事」止まりか? あるいは、
有力なプレーヤーとして、この危機を正面から受け止めるか?
それだけでも昨今の詰らないTVドラマ・フィクションよりも「見もの」です。

水無月 さんもぼくも「極小」の“ a player” ですが・・。
今の低空・民主党よりも、ましかもね? 

Posted by 建つ三介 at 2006年03月12日 17:59
 
こんにちは。コメントありがとうございます。

>スパイラルドラゴンさん
 実に同感ですが、2〜3人じゃ足りないかも(笑
 全員でも監査役に就任して欲しいですね。
 そういえば【よろず相談】さんは、この関連のサイトとしては珍しく
 ピアチェックを主張してないんですよね。
 http://www.shou.co.jp/yorozu/naibu/future.htm
 ピアより設計管理業務をきちんとしろという、これも見識だと思いました。
 

>建つ三介さん
 記事中でのご紹介ありがとうございました。
(でもリンクで飛べないようでしたが・・・ご愛嬌? 笑)
 そうですね、大手の反応・・・ひとつのポイントでしょうね。
 とりあえず住宅保険創設に抵抗しているらしいので、ここを
 切り崩せるかどうか・・・が天王山でしょうか。

 民主党・・・(苦笑
 今一瞬、力が抜けちゃいましたけど(笑)、しっかりやって欲しいものです。
 
Posted by 水無月 at 2006年03月13日 09:43
こんばんは。
>でもリンクで飛べないようでしたが・・・ご愛嬌?

へへ、又、滑ってしまいました。「/」を入れたばっかしに・・。民主の耐震サイトでも、「)」を入れて、ダメにしてました。

>ピアチェックは現実的か
「ピアチェックは可能か?」

も踏まえて、一度、各提言や中間報告を一覧で見れる対象表をぼちぼち作ることにしました。何処がどんな主張をしているのか、、かなり錯綜していますので・・。マスコミが選挙の時によく各政党の主張を表にするみたいなのを・・。朝日新聞とかがやってくれたら良いんだけど・・。出て来ませんからね、何時まで経っても。でも、表はブログでうまく貼れないという難点がある。何かいい手はないですか? お知恵を・・。

Posted by 建つ三介 at 2006年03月13日 17:51
 
まず訂正です。
スパイラルドラゴンさん宛のお返事最終行

誤:ピアより設計管理業務を(きちんとしろという・・・
正:ピアより工事監理業務を(・・・


>建つ三介さん
 こんにちは♪ コメントありがとうございます。
 リンク・・・お手数をかけました。
 コンピューターは一字違っても無効ですからね。

 関係者提言の一覧表は面白いアイデアですね。私も是非拝見したいです。
 で、表示に関してですが、一番良いのは、やはりテーブルを作ることだと思います。
 この間お話したものがテーブル形式の一番簡単なものでしたが
 あれをもっと進化(深化)した形の・・・。
 当サイトの【姉歯偽装物件時系列一覧】もテーブルを利用しています。
 http://homepage2.nifty.com/tomoarai/
 基本的な機能はここ↑でわかると思います。

 あとは、もしHTMLでテーブルを作るのが面倒だというのなら
 エクセルやワードなど、普段お使いのツールで自由に表を作り
 その画面イメージを図表という扱いで表示させるという方法もあります。
 http://www.din.or.jp/~charade/committee2/10.html
 ↑画面イメージの取り込み法。ただしこれだと、訪問した人が
 表の中のデータを文字列として取り出すことができません。

 どちらも一長一短ありますが、私に思いつくのはその程度ですね(汗
 参考になれば幸いです。
 表の表示は確かに大変ですが、実現すれば公共性の高い、良質なエントリに
 なると思います。是非頑張ってみて下さい。

Posted by 水無月 at 2006年03月13日 20:38
>水無月さん。
いつもアドヴァイス有難うございます。
多分、前者は難しいそうなので、貼り貼りの後者になりそうですね。

まあ、チャレンジしてみます。色々・・。その前に比較対照の項目自体もややこしいですが・・。
Posted by 建つ三介 at 2006年03月13日 22:08
 
建つ三介さん、こんばんは。

比較対照もややこしいでしょうね。
でも日本でほかにやる人がいない、ということですから
やる価値は十分にあると思います。
もっとも時間との競争になりそうな気もしますが。
今国会中成立だそうですから。

で、先ほどそちらで改めて2月発表中間報告改正案を見ま
したけど、ひどいですね〜! びっくりしました。
ゼネコンとデベロッパーだけは絶対に損をしない仕組みに
なってるのですね。すべて背負わされることになる
建築事務所の皆さんのお考えが知りたいところです(汗


Posted by 水無月 at 2006年03月15日 05:46
こんばんは。
>時間との競争になりそうな気もしますが。
今国会中成立

まあ、今回の法改正は、懸案抜きで、『悪い』建築士・設計事務所を懲らしめ、ビビラセル程度ですから、個人経営はしんどくなり、垂直統合が進みますが、まあ時代の流れでしょう。

懸案の具体的解決、構造設計審査を第三者機関=国家法人がするのか、及び、保険制度の徹底、今ンところ、前者はその方向、後者はやらないになっていますが、住宅販売とかに翳りもあって、ボディーブローのように効いてきます。だから、これから徐々に議論していく中で、結局やらざるを得なくなるでしょうと、むしろ楽観気味です。

高い買い物ですから、僕なんかより消費者の方が、『うるさい』存在ですよ、きっと。
Posted by 建つ三介 at 2006年03月15日 22:10
 
建つ三介さん、こんばんは♪
毎度遅レスで申し訳ない(汗

本当、楽観的ですね(苦笑
最終消費者が最後はモノを言う、は同感ですけど
彼ら(というか我々)は同時に、一日たりとも住宅無しでは
過ごせない、ということもあります。
案外、昨今話題の金融の量的緩和政策の見直し・・・なども
住宅金利は今後上がるョ(だから買うなら早いうちに)という
苦境の住宅業界への側面からの支援の意味合いもあるのかも
しれないですね。考えすぎでしょうか??

Posted by 水無月 at 2006年03月16日 20:16
こんばんは、

>住宅無しでは過ごせない

とりあえず、賃貸で凌ぐべきでしょうね。

>昨今話題の金融の量的緩和政策の見直し・・・苦境の住宅業界への側面からの支援の意味合いも

確かにあり得ますね。銀行にとっても住宅ローンを組む顧客はドル箱ですから・・。

賃貸なら、マンションのオーナーがリスクをとり、
分譲なら、『消費者』がリスクをとる状況は、

金貸屋たる金融機関にとって、(貸し手の視点だけなら)いいような、でも、(借り手の視点を考慮すると)どっちもまずいような状況です。

設計事務所だけでは負担しきれないでしょうし、賃貸マンション経営者も慎重になるでしょうし(土建屋が兼ねている場合が多いので、事情はよくわかっているはず・・。故に『いい加減な建築制度』のまま、金借りてリスクを負ってマンションを建てるほど馬鹿ではない、シノケンを見て学習したはず)、消費税がたとえ10%アップしても、ん千万円の追加負担を強いられているヒューザー被害者等を見ている消費者も二の足を踏む・・。
制度の不備をきっちり議論せざるを得ない理由もそこらへんにありそうです。

こくた「君」がニコニコ(にたにた?)していた理由も、そこら辺にあるのでは?と思います。ちなみに委員長は憮然の神だったような気もしました。




Posted by 建つ三介 at 2006年03月17日 20:08
 
建つ三介さん、こんにちは♪
毎度ありがとうございます。

>制度の不備をきっちり議論せざるを得ない理由もそこらへんにありそうです。

そうですね。これを機会に制度がきっちりしてくれれば・・・と思います。

ところである建築士さんの日記で知ったのですが、ここが良いそうです↓

「(有)コラムデザインシステム」耐震偽造について思うこと
http://www.eonet.ne.jp/~columndesign/gizotop.html

私だけが知っていても「宝の持ち腐れ」になりそうなので・・・。
それにしても建築ってやっぱり難しいですね(汗

Posted by 水無月 at 2006年03月18日 15:11
こんばんは。良い情報ありがとさんです。

>「(有)コラムデザインシステム」耐震偽造について

こっちは専門化向けですね。ですが、その中にある「耐震参考サイト」の
次のヴィデオ「防災科学研」の地震実験、
http://www.bosai.go.jp/hyogo/live/DaiDaiTokuRC060113.wmv

特に1:10−15の腰壁付の短柱が地震力で、/の亀裂が、左上から右下に、まず入り、次にX型に「せん断破壊」する様子が分かり易いですね。

僕の下手な図解よりも、よっぽど説得力ありですね、やはり。
Posted by 建つ三介 at 2006年03月18日 20:19
 
建つ三介さん、こんばんは♪

そちらのBLOGでも紹介されてましたね。
お役に立てたようでなによりです。
Posted by 水無月 at 2006年03月21日 21:18
建築知識4月号の特集「耐震工学研究会シンポジウム」で私のコメントが掲載されています。
国土交通省より今まで1度も直接の問い合わせは有っていません。
詳しくは記事を見てください。
熊本県のホームページも確認ください。
Posted by (株)中山構造研究所 中山明英 at 2006年03月31日 16:47
 
中山明英さん、はじめまして。
コメントをありがとうございます。

あいにく私は『建築知識』を購入しておらず、またネット上でもUPされていないようなので、ご指摘の記事は拝見しておりません。熊本県のHPと、樺山構造研究所HPの「平成18年2月13日報道発表概要」http://www31.ocn.ne.jp/~naae/hodo060213.pdf は拝見しました。

中山さんの場合は、偽装をしていないのに著しく名誉を傷つけられてしまった・・・ということですね。おそらく私には想像もつかないような御苦労・御心痛の渦中かと存じます。
心よりお見舞い申し上げます。

今回の報道被害に関しての、私の考えをお伝えします。
当エントリは、「記述時点での、メディアによって報道された非・姉歯物件をまとめる」ことを目的としていました。
偽装をしていない貴研究所を一覧に加えたのは、補記にも記した通り「検証側のスキルが設計者のスキルより劣っていること」にも耐震偽装問題の起きた根本原因の重要な一端があると考え、その問題点をネット上で広く問いたかったからです。
(したがって貴研究所側の偽装否定の主張にも、十分注意を払ったつもりです)
私が当エントリに記載しようがしまいが、貴研究所が報道された事実に変わりはありません。一度報道された氏名は、人々の記憶からも簡単には消えないでしょう。そうであれば、誤って報道されてしまった方々の名誉のためには、個人のBLOGで過去記事の氏名を伏せるなどするより、「偽装はなかった」旨の続報を掲載することの方が重要であり、適正でもあると考えています。

以上のような理由で、

 @当エントリの修正は考えておりません。
 A新たな物件まとめ記事をUPし、中山構造研究所の偽装が発見されていないことを記述しました。

このように対応致しました。
なにとぞご理解くださいますよう、お願い申し上げます。


Posted by 水無月 at 2006年04月01日 18:01
今晩は、水無月さん。
>樺山構造研究所HPの「平成18年2月13日報道発表概要」

僕も読んでみましたよ。この記述を見る限り、
熊本県はもっと明確に自らの非を認め、中山氏の言うように「再検討した各協会の担当者・・再検討は熊本県や熊本市より業務委託を受けて行っていることなので建築士としての正式な業務のはずである。だから名前は出すべき」ですね。

年度末に国交省が調査の一応の終了を告げていましたので、一通り見直してますが、再計算を行った事務所名が明示されている例は少ないですね。

僕の知る限りでは、山辺構造設計「フェニックス渋谷桜丘(ダイナコートエスタディオ桜丘」と西井裕敏一級建築士「くれたけイン掛川」のお二人だけかな。後は非明示で県とか都とかの建築士協会に委託としか出てこない、

これは、ちょっと卑怯ですね。「離脱の精神」を云々するのもバカバカしい。技術屋の気概の低下はここら辺にも出てるンかな?と悲しい。全力で審査して、それでも間違いはありうる、そこで自己の非を認めることが出来ないと、ますます社会を『泥沼』にはめてしまう。

そう言う意味で、此処『余白』での記事の扱いには、問題はないでしょう。要は県の問題ですから・・。

Posted by 建つ三介 at 2006年04月03日 23:51
 
建つ三介さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

今回の熊本県の対応には、大いに疑問が残りましたね。
私も、本来は検証した建築士各位が、自己の仕事に責任を持つ
という意味でも、名前を出してしかるべきだと思います。
名前を出されてもかまわない・・・という前提での検証でなくては
意味がないですし、逆に地方自治体も
そこまでの責任、及び、これに見合う報酬、をきちんと用意して
透明性のある検証をして欲しかったですね。

今回の熊本県の一連の流れを見ていると、どうも当事者意識がない
というか、ことの重大性がわかってないような対応で
実に心許なく思いました。

正当な仕事をしていたにもかかわらず、結果として大きな被害を
受けてしまった方々のお気持ちを思うと、私も胸が塞ぎます。
匿名のネットとはいえ、私も自己の記述には最大限真摯に
責任感を持って今後ともBLOG運営をしていきたいと改めて感じました。
Posted by 水無月 at 2006年04月05日 00:57
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